ロンドンには、音楽好き・レコード好きなら必ず知ってるとも言われる伝説のレコードショップがあります。
ロンドンに訪れたら、たとえ音楽に詳しくなくても、たとえレコードプレーヤーを持っていなくても、ぜひ訪れてほしい。
それが、【ROUGH TRADE】
今やロンドン市内だけではなく、NYをはじめ店舗を広げるまでになっているレコードショップをご紹介。
今回は、現地に行ったからこそ感じることのできたショップの歴史・温度と併せて、ロンドン観光に欠かせない【パブ・フードトラック・アンティークマーケット】に出会える、レコードショップ近くのおすすめ観光スポットもご紹介。
ROUGH TRADE とは
オープンのきっかけは、1976年、ジェフ・トラヴィス(Geoff Travis)氏にあります。
彼は、アメリカに渡り、レコードを集めてイギリスへ戻りました。
そして、ノッティングヒル・ゲートにオープンしたレコードショップこそが、
創立から40周年を迎える伝説のレコードショップ 【ROUGH TRADE】
市内にはEAST/WESTと店舗があり、今回はROUGH TRADE EAST を訪問してきたのでご紹介します。
https://www.roughtraderecords.com
たくさんの人とレコードが集まり、そして音楽が生まれる聖地として、今も存在感を放っています。
一緒に写真を撮っていただいちゃいました!大興奮!
彼が、幾度となく経営難に立ち向かうことになるこのレコードショップに携わることになったのは、彼が大学を卒業したとき。
お客さんだった彼は、人手不足のこのお店の店員として働きはじめます。
今回、レジカウンターで会ったときの彼は、とても優しく穏やかで、
記念に買ったレコードをショッパーに入れるときに「おまけだよ」といってアーティストのグッズをしのばせてくれました。
日本へのお土産にRough Tradeのトートバッグをたくさん買い込むワタシに、
「それはみんなお友達にあげるの?これも入れていきなよ」
といって、お店のフライヤーを手渡してくれました。
こんなこと書いてしまうと、まるで ”温かくて面と向かって気さくなだけ”のお店になってしまう…そうではない。
そうではないっていうのも変な話なのですが、やっぱりここはロンドン・ここは伝説のレコードショップ、ただ気さくなだけではない、伝説のサービスがあったのです。
音楽好きはやっぱり、クール
このレコードショップ、ただ露骨に温かいというよりも、すごくクールだなあと感じました。
面と向かって言葉を交わさなくたって、音楽好きだからこそ感じられる優しさやワクワクがある。
これに気づくきっかけとなったのは、レコードショップならではの理由でした。
日本のCDショップにもよくある、店内の「スタッフおすすめ」の文字やPOP・試聴ブースは、この店にもあったんですが、それがなんだかとてもクールで。それでいて優しさが滲み出ていて。
スタッフの顔とハートがすごくよく見えてくるんですよね。
日本みたいに、特別アーティストをべた褒めするようなPOPを出してるわけでも、過度にポスターを貼ってるわけでもなくて、すごくシンプル。
でも、スタッフそれぞれの音楽愛を感じることができるんですよね。
「RAUGH TRADEスタッフのレコメンドなんだ、だったら間違いないよね」、そんな価値を見出せる魅せ方だと感じました。
視聴ブースでは、スタッフの”証明写真”のような顔写真と共にレコメンドが置かれています。
この写真もとってもチャーミング。レジカウンターでは素っ気ない感じだったスタッフさんも、レコメンドを見てみたらなんか可愛らしかったりして。
▶︎ブースをぼーっと眺めてたら、そのスタッフさんが無言でおまけをくれました。なんだやっぱり良い人なんだとほっこりしたり。
レコードショップに証明写真マシーン?
証明写真のような顔写真が撮れるこちらの機械、ROUGH TRADEの名物です。
その名も、【ROUGH TRADE BOOTH】うん、シンプル。
店内にあるフォトブースで、記念写真(?)を撮ることが出来ます。
このフォトブースを利用するには専用コインが必要で、レジでスタッフにお願いするとお金と交換してくれます。
よーくみると・・・・『トークンのみ!いいえコインません!カウンターで入手』
ま、だいたい伝わってきますね。笑
ポンド硬貨は使えないので、レジカウンターで両替してくださいねってことですね。
このフォトブースの外観には、きっと世界中から訪れたであろう音楽好きの顔がたくさん貼られていて、記念に撮って持って帰るというよりは「この店にジブンの足跡を残す」ことに意味があるようです。
ワタシも撮ったんですが、貼らずに持って帰って来ちゃいました。
ここでとった記念、宝物です。
ちなみにこの写真、なぞに画質がとても良い!
モノクロで出来上がるのですが、なんとも味があって、何気ないシーンなのにすごくカッコよく撮れます。
・・・「何気ないシーンなのに」の真相は、このフォトブース、シャッターコールが無い!
フォトブースに入り椅子に腰掛け、専用コインを投入すると、
さて操作画面はどこだ?なんて思ってるうちにいきなり「パシャ!」っと撮られます。聞いてないよーというスピードで計4パターンを撮影してくれます。
カウントもないので、いつ撮られるのかさっぱり。どこ見ていいのか、画角におさまってるのか、まったく分からないまま30秒もあったかな?という撮影時間が終わります(笑)
でもね、期待をせずに見てみたら、なんか結局いい感じに仕上がるのでビックリ。
これは絶対に体験して欲しいです。どこにもないココだけのお土産ができます。
レコードショップの使命
ロンドンだし、老舗のレコードショップとくればさぞパンキーでロッキーで…なんて想像していると、ショップの中には様々なジャンルの作品を置いていました。
彼等のモットーである「良い音楽を売りたい」という想いが、お店のラインナップに表現されているのだそうです。バンドだけでなく、レゲエやEDMも置いてありました。
また、レコードを売るだけではなく、昔からアーティストをコネクトしたり、音楽を生み出すことにも力を入れていたそうです。
お店の奥には小さなステージがあり、日本であればHMVタワーレコードのように、時折アーティストがライブを行うスペースとなっています。
ROUGH TRADE には、ロンドン市内に WEST / EAST の店舗があります。店舗の色を見比べてみるのも面白いですね。
ここからまた、歴史を創り出すアーティストや音楽シーンが生まれていくと思うと、心がワクワクします。
記念にもらったライブスケジュールのフライヤー、いつの日にか大物アーティストがその名を刻んでいますように。
ROUGH TRADE EASTの目の前の【カフェ1001】、すごくかっこいいんですよ。
ぜひ立ち寄って欲しいです。ここにはWi-Fiもあったので、旅行中の周辺ネットリサーチもできます。
お姉さんが進めてくれた、ホットアップルを飲みながら、買ったレコードを眺めて過ごしました。
お店のソファがとってもとってもかっこいいです。
左下にちょこっと【ROUGH TRADE BOOTH】の写真も写っています。これは嬉しいお土産ですね〜、来た証が残せるってやっぱり良い気持ち。
同世代のロンドンっこが集まって、なんだか渋谷にいる雰囲気に似ていました。照明が暗めで、かっこいい音楽が流れていて、すごいカッコいいカフェでした。お手洗いも、ライブハウスのお手洗いに似ててなんだか妙にクール。
Liverpool Street・Old Spitalfields Marketなど、ROUGH TRADE EAST のまわりは遊べるスポットがたくさん
このあたりのエリア、日本でいうと若者が集まるエリアで、すぐ近くには今とっても人気のマーケットがあります。
それが、【Old Spitalfields Market】
ビール工場を改装してつくったガレージマーケットで、アート、骨董品や古着、それに多種のフードトラックや屋台が集まるなんとも楽しいエリア。
レコード選びにちょっと疲れたら、美味しいビールをグビっと。
タップを揃えたビアバーや、フィッシュ&チップスをはじめとするライトミールもあるので、サクッとお腹を満たすにもぴったり。
1日中いても飽きない、いや時間が足りなくて困ってしまうくらい楽しいです。
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