家で簡単にできる”おつまみ料理”をご紹介。
今回は、【カツオの燻製】!
「燻製」って、家のなかでやったら部屋が臭くなるんじゃ?苦情がきちゃうんじゃ?
と思ったあなた、このレシピなら大丈夫。
用意する道具もいつものキッチングッズだけ!難しい手間は一切なし。
使う「カツオ」は、あえてスーパーで安く手に入りやすい『かつおのたたき・ぶつ切り』。
一度覚えたら、すぐにいろいろな食材を燻製したくなっちゃうこと間違いなし。
【カツオの燻製】:用意する材料、道具
- かつお刺身もしくはたたき:厚めに切ったものを選ぶとよい
★今回は手軽さを優先して、「かつおのたたき」として売られていた生食用のパックをチョイスしています
★“サク”の状態があれば、なおよし - 緑茶葉:緑茶だとさっぱりすっきり。ほうじ茶も香ばしくて◎
- 紅茶葉:種類はお好みですが、アップルティーは甘みがほんのりあって相性がとってもよい
- 塩:粒子の小さな食卓塩や、藻塩でOK
- 鍋:蓋がしっかりできるもの
- アルミホイル:茶葉を入れる器用と、具材を乗せる下敷き用
★もし鍋に入るサイズのザルがあれば、ザルでOK
THE・かつおのたたき(鰹たたき)。
たたきの場合はすでに周りが燻されているのですが、今回紹介する「緑茶&紅茶を使った燻製」の工程を加えると、さらに風味がプラスされていくのが楽しいのです。
▼作り方①:”燻製チップ”を、茶葉でつくる
アルミホイルを器状にして、そこに「緑茶葉・紅茶葉・塩」を入れます。
器は、周囲の”塀”部分を厚めにしっかりと。このあと具材を乗せた台を上に置くので、ふにゃっと折れない程度に。
燻製ができる理屈は、『茶葉たちを火にかけて熱していくことで、煙がたち、燻される』。
煙といってもモックモクに激しく立ち上るわけではなくて、茶葉がすこし焦げた状態になるとスーッと香りをふくんだ状態でやわらかくあがってくる感じ。
緑茶はハーブのようにすっきりした印象があって、紅茶は甘みを足してくれる役割が。
▼作り方②:具材を乗せる台をつくる
今回、より簡易的にできるようにアルミホイルで台を作っていきます。
この写真では、①でつくった「茶葉の燻製チップ」がすでに鍋底にスタンバイされていて、その上にアルミホイルを鍋のサイズに折った台を置いています。
鍋に入るサイズのザルがあれば、ザルでもOK。
網目が細かければ細かいほど煙も香りも循環しやすいのと、具材が重い場合はザルのほうが安定します。
▼作り方③:具材を乗せたら、蓋して弱火にかける
具材を置いてスタンバイ。もうあとはほぼ放置!
蓋をして、まずは弱火で4分熱しましょう。
いわゆる桜チップなどの燻製チップとはちがって、細かい茶葉なので火通りは早い(イメージとしては葉っぱが焦げる・燃える感じ)。
とはいえ、ちょっと気になるでしょう、ちらっとオープン。
ふわっとさわやかでほんのり甘い香りが・・・。
家にあるちょっとした茶葉で燻製ができるなんて手頃〜とテンションあがったら、ちゃんと蓋をしめましょう。
そのあとは、火を消して、蓋をしたまま5,6分放置。
具材の大きさや味の特徴、水分量などなど、条件によって燻す時間は調整して楽しんでください。
完成!:カツオの表面に茶葉燻製チップの香りがついた
かつおの表面に火が入り、茶葉の香りが移りました。
ところどころに浮いているのはかつおの油分&水分なので、見た目が気にならなければ特に取り除く必要はありません。
出来上がった燻製かつおは、もちろんそのままパクパク食べてもよし。
しっかりめに火を通し、ほぐして『かつおフレーク』にしたら、お醤油をまぶしておむすびに混ぜても美味しい。
パスタの具にもいいし、ポテサラに混ぜても合う。
【茶葉で燻製したカツオのおつまみ:ごま油とにんにくの香り和え】
- キザミにんにく:カルディにも置いてある、ワタシの愛用品★おろしにんにくでもいいし、生のにんにくを刻んでもOK
- ごま油
- 茹でた小松菜を刻んだもの、レモンの皮
(この2つはなくてもいい)
燻製したかつおをお皿に盛り、上から各材料をまぶすだけ。
茶葉燻製チップに塩を含ませているのでほんのり塩味も移っているけれど、お好みで塩をぱらりして召し上がれ。