お休みの日くらい、朝ごはんはゆっくりと。
手をかけなくても充分美味しい、見るだけでウキウキするような「ワンプレート朝ごはん」をご紹介。
ひと皿に盛り付けるととっても賑やか!
今回はレシピというよりも、『盛り付け方』や『味の組み合わせ』に注目。
【オープンサンド】のレシピは無限
オープンサンドと言いながら、サンドしてないよ!?と言われるのがおきまりのソレ。
手で持って食べるサンドイッチとはちょっと違って、ナイフとフォークで切り分けて食べるのがオーソドックスな食べ方とされています。
サイドディッシュと一緒に食べるなら、まさにワンプレートごはんにはオープンサンドがぴったり。
乗せる具材に決まりはなく、好きなものを好きなように乗せて作ることこそが楽しいレシピでもあります。
小さめに作ると手で持って手軽に食べられる「カナッペ」のよう。
シンプル・イズ・ベスト:カリカリベーコン
たくさんの具材・色とりどりの具材をレイアウトするのもとっても楽しいのですが、いざおうちで作るとなると、「野菜やらハムやらフルーツやら、オシャレな具材なんかたくさんはないさ!」と思う人も多いのでは。
まずは、どなたでも挑戦しやすい具材で作ってみましょう。
それは、「カリカリベーコン」。ベーコンをカリカリに焼くだけ。
カンパーニュを1.5cmほどの薄さでスライスし、カリカリベーコンを乗せるだけ。他にはいらない。
見た目の華やかさはないかもしれませんが、鼻に抜けるパン酵母の甘みやほのかな酸味、そして麦の芳りを楽しめるのです。
火入れして水分を飛ばしていくと、ベーコンがもっている塩気は凝縮し、力強い塩味を感じますよね。これが、パン酵母の香りを引き立たせてくれます。
目玉焼きも一緒にプレートへ乗せたら、半熟の黄身にパンをディップ。ベーコンの塩気をまろやかにしてくれます。
ライ麦パンには、ピーナッツクリームと焼きバナナ
独特の風味が美味しい、ライ麦パン。
ふっくらとした焼き上がりというよりは、水分量がすくなめでさっぱりとした味。
硬さもあって、オードブルにも使い勝手の良い “オトナパン” 。
そんなライ麦パンには、しっとり系の具材や少しオイリーなものが合います。
少しボソボソっとした食感なので、具材で食感や口どけをカバーするようなイメージ。
どちらもおうちに馴染みある食材だから、お試ししやすいはず。
作り方は簡単。ピーナッツクリームをたっぷり目に塗った上に、1cmくらいの厚さに輪切りした焼きバナナを乗せるだけ。
縦に切ってもインパクトがあって楽しい。
こんな感じ。
バナナは、熟しているバナナだと深い甘みがあって美味しい。フライパンでじっくり焼き目をつけるだけでOK。ちょっと傷みはじめたバナナなんかも、火を入れてしまえば充分美味しくいただけます。
ホイップタイプではなくて、ちょっと艶っぽい、このソントン ピーナッツクリームが合いますよ
カリカリベーコン×ピーナッツクリームのあまじょっぱさが、くせになる
実はこのワンプレート、紹介した2つのオープンサンドそれぞれを楽しめるのはもちろんですが、「合体して食べる」のも実はめちゃくちゃおすすめ。
通称・エルヴィスサンド
「エルヴィスサンド」は、カリカリのベーコン・バナナ・ピーナッツクリーム(ピーナッツバター)を挟み、フライパンで焼き上げたホットサンドのこと。
アメリカでこのサンドイッチを知らない人はいない!というくらい、国民に愛されるサンドイッチ。
そもそも、アメリカ国民にとってサンドイッチの定番フレーバーといえば、
- ピーナッツバター×ジャムの「PB&J サンド」
- ピーナッツバター×バナナの「PB&B トースト」
といった感じで、とにかくみんなピーナッツクリーム(ピーナッツバター)が大好き。
そんな風に、「エルビスサンド」を再現できるのもこのプレートの楽しみの1つ。
ピーナッツクリームはお腹にもたまるので、忙しい朝のパワーチャージには最高の食材。
目玉焼きを英語で言うと、サニーサイドアップ
ワンプレート朝ごはんに欠かせない、目玉焼きを。
サッと焼いて添えるだけで、見た目も鮮やか、気分もウキウキしちゃいます。
目玉焼きを英語で言うと、「SUNNY SIDE UP」。
直訳で「太陽が上を向いている面」。黄身を太陽に見立てているところが、朝ごはんにはぴったり。
シンプルに朝ごはんを楽しもう!
ワンプレートのオープンサインドイッチにルールはなし。
好きな具材を好きなように乗せて楽しみましょう。
- 色のある野菜を添える
- サニーサイドアップを添える
- 野菜と果物を掛け合わせる
これを意識すれば、栄養もたっぷり、気持ちもハッピーな朝食の出来上がり。
私ももっともっと楽しい組み合わせでワンプレートを楽しんでみようと思います。