イギリス・ロンドンは、今やすっかり美食の街に急成長中!
イギリスの食事が美味しくないだなんて言っていると、「まだ言ってるの!?」と言われてしまうのがオチな時代にきました。
さてさて、イギリスって実は日本と似ているところがたくさん。
そのポイントの1つ、イギリス=島国であるということ。
海に囲まれた国ともあって、シーフードが豊富。
美食の国&魚介の美味しい国であるフランスの食文化も入ってきている近年では、ロンドンでもパリと同じように生牡蠣を楽しめちゃうんです。
日本食も人気が上がってきて、ロンドンでも魚を刺身や寿司にして食べる習慣が日常的に親しまれています。
今回は、観光の合間にぜひ立ち寄ってほしい、【Selfridges & Co.:セルフリッジ】のデパ地下・シーフードコーナーをご案内します。
ロンドンの老舗高級デパート:Selfridges / セルフリッジ
歴史あることが一目でわかるかっこいい外観、ここが、【Selfridges & Co.:セルフリッジ】。
ロンドンの老舗高級百貨店といえば【ハロッズ】が有名ですが、そのハロッズにつぐデパートとして名高いのがセルフリッジなんですよ。
地元のロンドナーはもちろん、観光客もたくさんお買い物に来るスポットで、いつも大賑わい。
高級デパートと呼ばれているけど、敷居が高すぎて入れないなんてことはないので安心して入店してくださいね。
セルフリッジのデパ地下は、美食家が集まるグルメスポット
セルフリッジのフードフロアはとにかくテンションがあがる!
お惣菜やスイーツも豊富、食材もスナックもなんでも揃う食のテーマパーク。
中でもとにかくオススメしたいのは『シーフードコーナー』。
デパ地下なのにまるでここは漁港か?というくらい、たくさんの魚介を見ているだけでワックワク。
手前の長い形状の貝、こちらは『マテ貝』。
見た目が独特でなんか・・・気持ち悪い!と言われがちなこの子、味わいは、まるでアサリのように旨味があって美味。
バターソテーやワイン蒸しにすると美味しいんですよね〜。
貝好きにはたまりません。
フィッシュ&チップスの街、白身魚が人気
ロンドンでおなじみの「パブめし」、【フィッシュ&チップス】は、たら(鱈)で作るのがメジャー。
フィッシュ&チップスに使うたらは、日本でよく見かける切り身ではなくグーンと長めに切り出したスタイルで揚げるものが多い。
日本でもこのサイズ感のたらが気軽にお買い物できたらいいなぁ〜
ロンドンの魚介は美味しいの?
正直、このセルフリッジのシーフードコーナーレベルの魚介がその辺のスーパーでも手に入るのかというと、そうはいかないのが現実。
どんなものが売られているかというと、真空パック入りの魚・・・美味しくないわけじゃないけど、魚が豊富な母国で食べ慣れた日本人からすると味気ない。
だからこそ、ロンドン市内で料理に困ったら、老舗デパートでの食事&新鮮な魚介を楽しんでほしいのです。
ディスプレイを楽しむのはもちろん、セルフリッジにはイートインのレストランコーナーも充実しているから、その場で鮮度抜群のシーフードを食べることができちゃう。
おすすめは、【CAVIAR HOUSE PRUNIER:キャビアハウス&プルニエ】
140年以上の歴史を誇る、『キャビアハウス&プルニエ』。
このプルニエでおすすめしたいのは、生牡蠣。
プルニエさんで生牡蠣を食べたのは、ロンドンよりもまず先に、パリのシャルルドゴール空港店が初でした。
パリは生牡蠣の大産地で、シーズンには最高の牡蠣を食べに市民はもちろん世界中から人が集まる。
パリ市内で牡蠣を楽しむなら、牡蠣剥き職人=エカイエがいる街のブラッスリーがおすすめ。
食事とワインを嗜む大人のレストランカフェといった感じ。
パリでは、生牡蠣の美味しさに驚きすぎて、生牡蠣が苦手と言っていた自分をドつきたくなったのがいい思い出です・・・(?)
ロンドンに移動してセルフリッジに何気なく立ち寄った時に、「え!プルニエ入っているじゃないのー!」と驚いた。
ロンドンでも、希少なヒラガキが食べられちゃった
こちらが、『ヒラガキ』。その名の通り、平らな形が特徴です。
パリやヨーロッパでは『ブロン』の名前で知られます。
大西洋に注ぐブロン川の下口付近で養殖されたからこの名前で呼ばれます。
もうね、こんなに美味しい牡蠣ってあるんでしょうか・・・日本で好まれる「ミルキーな」うまさとは全く違う、海の味がする。
牡蠣っていうよりも、磯の風味をすする珍味って感じ。
実は、パリ滞在中にこのヒラガキが食べられなかったことがあって。そのあとに移動したロンドン・セルフリッジでまさかのヒラガキに出会えたもんだから、ロンドンも捨てたもんじゃない〜!とテンションアップ。
ヒラガキは希少価値が高く、その美味しさは日本で馴染みのあるマガキとは本当に別物。
デパ地下の一角でこんな一品に出会えるのも、セルフリッジが食のトレンドが集まる聖地が故なのです。
キャビアハウス&プルニエ、日本にもあります
なんとこちらのお店、日本進出第1号として、2016年 銀座の東急プラザに登場。
新業態として、主にサンドイッチメニューを強化したブランディングになっています。
▼サンドイッチメニュー
・キャビア サンドイッチ ¥6,480
・バリックサーモンタルタル ¥950
・バリックスモークサーモン ¥2,268
・フォアグラ ¥1,944
などなど・・・
▼キャビアメニュー
・キャビア ショット 10g ¥2,000、20g ¥4,000
・プルニエキャビア 30g ¥10,584
ちょっと高級志向なお店ではありますが、味を一度経験すると納得のお値段。
たまーのご褒美に、ぜひおすすめします。さすがにいつもは食べられない〜笑
今ある百貨店の当たり前、商品ディスプレイをイギリスに取り入れた
セルフリッジの歴史は古く、開業は1909年。
イギリスの老舗デパートながら、大成功に導いたのは、アメリカ人であるハリー・ゴードン・セルフリッジ氏。
それまでのロンドンでのお買い物は、店員さんに「〜ください」と伝えるスタイルが主流だったそう。
ん?つまりそれってどういうこと??というと、今じゃ考えられませんが《ディスプレイやショーウィンドウが無く、商品は奥に隠されている》のが当然出会った、ということ。
探し物を伝えて、店員さんに奥から商品を持ってきてもらう買い物スタイルだったのですね。
今でこそ当たり前のディスプレイやショーウィンドウはセルフリッジで取り入れられ、その後に英国一と名高いハロッズにも真似されたのだとか。
百貨店を入ってすぐに化粧品売り場があるのも、セルフリッジが始まり
女性の化粧品はその昔、”恥ずかしいもの” として扱われていた。だからなるべく人目につきにくいフロアへ・・・とされていて、まさか入り口付近にレイアウトされることなどはなかったといいます。
その常識を変えたのもセルフリッジ。今や、コスメフロアや婦人化粧品コーナーと言えば百貨店の顔!
他にも、
- お店にお手洗いを常設
- 救急の擁護室
- 社員寮制度を考案した元祖
など、現在の当たり前を作ったデパートなんです。
食を楽しむデパートとしてオススメ、セルフリッジのご紹介でした。
ロンドンを訪れることがあったら、文化遺産を見にいくような気持ちでぜひ訪れてみてくださいね。
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