仕事・生き方

【断捨離をするほど人生が豊かになる】片付けの肝「捨てる/売る/買取を利用する・ガラクタに家賃を払うのもうやめよう」

引っ越しシーズンが来るたびに思い出すのは、若かりし日の自分の生活。

わたしもこれまでに何度か引っ越しを経験し、『一人暮らしの厳しさ・生活することの大変さ』というのを実感してきました。

これから部屋の片付けを考える人・断捨離に躊躇している人へ、こんなお話を。

身の回りの物とどう生きるのか、その選択は、生き方選びそのもの

もしも身軽になれなかったら、選べる仕事も生活スタイルも全く別物になるんです。

身の回りの物を取捨選択すること、それは人生を選択するのと同じ

物を捨てられない&執着心の強いタイプのわたしでしたが、23歳、一人暮らしを始める際に大きな決断を迫られることになります。

「実家を出て一人暮らしをするなら、自分の荷物をすべて持って出て行くべし」

ドドン。

ダンボール何個あっても足りないんじゃないか?と、ただただ部屋を見渡して呆然と過ごした数日間。

結果、当時のわたしが選んだのは、『今の自分の荷物が全部入る部屋を探して住む』ということでした。

持って行ったのは、先ほど挙げた捨てることのできないたくさんの思い出の品ガラクタ(自分にとっては宝物だったりする)洋服や靴、そして実家のガレージに置いていた車1台

車はまだ買ったばかりだったし、「一人暮らし&車がある」なんてもうどこにでも行き放題!ということで手放す選択肢は当時なく

実家とはいえ東京なので、車を実家に置いたままでもよかったのですが、手元に置いておきたくて駐車場を探す必要もありました。

というわけで、

  • 《都内・駐車場付き・2LDK》の物件探し
  • 《ダンボール約30個+大きなソファとベット+出先で揃える家具+楽器+車》の荷物

とともに、毎月なかなかの家賃+車維持費がかかる生活がスタートしました。

結論から言います、最初は楽しかったけど、「お金かかる!しんどー!!」でした。(笑)

毎月の家賃、人生の”何”に使っているのか冷静に考える

実家から出て行くときのように、一人暮らしの部屋を見渡して頭の中を整理しました。

  • 物がある=仕舞う、収納するためのスペースが必要
  • 物を置くスペースのために家賃を払っている
  • 家賃を払ってまで置いている物は、お店でいうなら「不良在庫」のようなもので新たな価値を生んでいない

そう、「わたしって、日頃使いもしない物を置くために広い部屋に住んで、だから家賃がかかってるんじゃないか・・・」と。

収納がたっぷりあって嬉しいとか言ってる場合じゃなくて、なんで物を仕舞うための場所が自分に必要なのかを考えなきゃだめ、と。

ついに決断をします。

よし、執着をやめて、手放そう!

断捨離・取捨選択のポイントを前もって知れば、物を無くしても焦らない

「大切なもの物を手元から手放す理由」、その意味を考える前になんでもかんでも捨てるのは良くないです。

前もって理由を心に馴染ませておくことで、たとえ手元から無くしても、「離れる意味」を考えるようになります。

闇雲に手放すのではなく、きちんと意図を持って【断捨離・取捨選択】を行うことが大切

コツをまとめてみました。

1.貰い物や大事な縁を感じるものは、無理にすぐ手放さなくてもいい

ノリはまず禁物

後悔するのが分かっていて泣く泣く手放すレベルなら、手放さない方がいいです。手放してもいいや!と思える時がくるまで、むしろ大切にしましょう。

2.日頃全く使っていない&代替えが効くものは手放す

「代替えが効く」という所にポイントを置くと、意外とあっさり手放せるものは多いです。貰ったものだけど今すぐ使うものでもないな・・・とか、今は不必要だし場所を取っているなと感じるものは手放しましょう。

3.思い入れがあるものでも、「また買える・手に入るチャンスがある」ものは手放す

思い入れのある物でも、例えばCDやコレクターズグッズなど、発想次第で手放すこともできるようになります。

発想を換えて、「自分の手元には無いけど、この世界のどこかで持っててくれる人がいる」と考えるんです。全ての物は、この世の共有物なんだと。

いやいやいや、と思うかもしれないですが、慣れると身の回りの物へ執着心がなくなるのはもちろん、余計なものを買わなくなります

例えば引越し前の片付け中なら、荷物を減らせば引越しのダンボールが減り、結果的に引越し代が安くなってメリットがあるのです

「とりあえず引っ越すだけ引っ越して、むこうで片付けよう〜」という人が多いですけど、めちゃめちゃ損してますよ!

売りに行くのが面倒なときの宅配買取や、回収サービスをうまく利用する

「たいていのものは世の中に預けているんだ!」ぐらいの余裕を持つと執着に悩まないのでおすすめ。

なんならもう、この世の中そのものが収納場所なんだ〜ぐらいの気持ちでいると本当に楽です。ミニマリストとまでいかなくても、結構身軽に。

4.間取り上、スペースを食う=家賃がかかるほどの物は手放す

今食っている家賃以上に価値を生んでくれるなら別ですが、不良在庫にしかならない物はいっそ手放しましょう。なんなら、そのスペースで野菜を育てて食べる方がよっぽど生産性があって経済的(笑)

ただ単にお金の話をしているわけではないんです。心に豊かさをうむためには、物理的にも精神的にも、時間と空間を割きすぎてはいけないとわたしは考えます。

モノを持て余しすぎると、「いかにしてそれを有効に使おう」と考えたりして、かえって時間が勿体無い。結局いつも片付けるときに毎回同じことを思いながら懐古しては、気がつくと作業が進まなかったり。

思い切って手放すと、心にも余裕が生まれて、クリエイティブな時間の使い道が生まれます

5.身動きが取れなくなっている原因になるものは手放す

最大のネックになり得るのがこれです。物のせいで身動きが取れなくなること、これはかなり厄介です。

わたしの物件選びの条件にもなっていたように、物に執着していると引越しのとき物件選びも選択肢は少なくなります

  • 収納がないと、部屋数がないとだめ=物件が限られる、家賃が自ずと高くなる
  • 駐車場が無いとだめ=予算に応じて住むエリアが限られる

もしも、家賃が抑えられたなら、そのお金で様々な体験ができるでしょう。

もしも、使ってもいない物を売ったり寄付をしたならば、今必要としている人の元へ届く方が物も幸せでしょう。

物を自分の手元で大切にしようとするあまり、そして物に縛られているあまり、自分にとっても物にとっても、新しい価値や可能性を自ら抑制しているんです。

今もしも自分に変化が欲しい時ほど、身の回りを整理することで新しい風が吹きます

執着をやめることで幸せが訪れる、それは本当だった

わたしの場合、執着をやめた途端に身が軽くなり、次の引越しではそれまでの生活がまるで嘘のようにスッキリとした空間になりました

部屋数も減り、車も手放し、家賃も下がり、物が減っただけではない「生活に直結して体感できる幸せ」がいっぱい。

  • 都内の中心部に住めるようになった

    1)移動は徒歩や自転車で事足りるので、移動費が浮く
    2)移動時間が短いことで、1日の中で有効に使える時間が増えた
  • 手放す方法として【寄付・ヤフオク・Amazon FBA・買取業者】を利用し、物に価値を生むことができた

    1)リアルタイムに必要としている人のもとで使われる方が、物も喜ぶ
    2)今まではお金を「食う」物だったが、お金を「生む」物へと生まれ変わった
    3)FBAはアマゾン倉庫に預けているため、在庫を手元に置く必要がない
    受注〜配送手続きまで一括でお任せなので、部屋では不良在庫だったものが資産に変わった。未だにわたしが寝ている間でもバックナンバーの雑誌やCDが売れていて、ささやかなお小遣いになっている
    4)買取業者を利用して手放すことで、「求めている人の手に渡る」ため二次利用されることに価値を感じることができる
  • 執着をしなくなったことで、思考エネルギーを無駄遣いしなくなった 1)焦ったり悩んだり後悔する時間が減るので、その分違うことに頭を使うことができる
    2)浮いた時間で勉強をしたり、楽しいことを考えたりしていると考えると、さらに「執着する必要はないな」と思える

わたしの手元に持ってなくても、この世のどこかで誰かが持っているならそれでいいや

今手元になくても、いつかはまた手に入れてみよう、そして今まで以上に価値ある使い方をして愛してあげよう

そんな風に、おおらかになることでなんだかものすごーく心に余裕が出てきて、幸せ体質になりました。

物を取捨選択することは、人生を選ぶことと等しい

もしも身軽になれていなかったら、選べる仕事も生活スタイルも今とは違っていたんだなと考えると、「身の回りの物とどう生きるのか」というのは生きる道・生き方そのものなんですよね。

ものを減らす練習に、『収納トランク』を借りてみる

いきなり『捨てる・売る』という形で手放すことができなくても、一度自分の身の回りのものを整理して視界から取り除いてみるのも有効です。

例えば、部屋以外に収納用の倉庫/トランクを借りてみる

一時的に部屋から物をどかしてみると、「手元になきゃいけないもの・手元になくてもよかったもの」が見えてくるはずです。

一時的に荷物の収納場所を確保するなら、【預けたモノを売ったり買ったりもできる!カンタン宅配収納サービスtrunk】がオススメ。

  • 月額500円で借りられる
  • スマホアプリと連携し、預けている物の閲覧確認や取り出し以来もアプリで簡単
  • 預けている荷物が不要になったら、売ることができる

『要らないものを必要な人の元へ譲る・今の自分に必要なものを手に入れる』、シンプルだけど、この発想で過ごすと豊かになれますよ。

【断捨離】が出来なくて頭を抱えているなら、ハードルを少し下げてこうした『収納サービス』を上手に利用してみましょう。

大切なのは、当たり前のように身の回りにある荷物から距離をとって、大事にしなきゃいけない理由を本質的に考える時間を作ってみること。

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ikiiki
都内を主な活動拠点とし、 週半分はオフィスワーカー/もう半分はwebライター&フードディレクターとして活動中。 【主な経歴】 ◆民放キー局にて、グラフィックデザインアシスタント ◆テレビ・映画・音楽現場でのケータリング事業 ◆ケータリングと平行して、都内飲食店でメニュー監修
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