- 参鶏湯(サムゲタン)は作るのが難しい
- 食材を集めるのが大変
- レトルトや出来合いの参鶏湯でしか味わえない
そんなイメージを払拭する【おうちで作れる参鶏湯】をご紹介。
ナツメ・クコの実・高麗人参・栗・もち米などなど、専門食材が手に入らないからと臆する必要ナシ。
専門店で食べる参鶏湯を目指す前に、日常的に作れるレシピから覚えてみませんか。
『参=高麗人参』を指すので厳密に言えば「サムゲタン風」にはなりますが、今回のレシピを覚えれば満足度の高いスープが出来ちゃうこと間違いなし。
どんな高価な化粧水より、速攻でお肌ぷるぷる。
手づくり参鶏湯を食べたら翌朝ほっぺにハリが出て、そのシワが明らかに薄くなったことに驚いた。
【用意する材料】:手羽元で旨味たっぷり、お米でとろり
- 手羽元:6本ほど
- 長ネギ:青い部分は香り出しに、白い部分を具材に
- お米:半合(洗ってザルにあげたもの)
- 生姜:スライス3枚
- にんにく:一片を2.3等分にカット
- ジンジャーパウダー:小さじ1程度(ざっくりでok)
- 花椒:10粒程度
- 塩:鶏肉の下味用(お肉表面にパラパラして足りる量でok)
- 水:750cc →煮込み加減をみて加水調整してもok
およそ2人前の材料です。
参鶏湯のイメージといえば、鶏をまるまる一羽使ったものを思い浮かべますよね。
なかなか日常的に使うタイプのお肉でも無いから、代用できるお肉があれば好都合!ってことで、オススメは手羽元です。
骨つき肉を選ぶことで、お肉と骨の間の旨味もしっかり溶け出すのがgood。
▼作り方①:手羽元を軽く水で洗う
汚れや血合いがなく鮮度がいいお肉ならハショっても大丈夫。
袋に手羽元を入れて、少しだけ塩をまぶし、お水を入れて袋全体を軽く揉みましょう。
汚れが落ちて水が濁ったら、すぐにお水を捨てます。
すすぐイメージでもう一回だけお水を入れたら、4.5回揉んでお水を捨て、バットにあげておきましょう。
スーパーでもらえる薄いビニール袋が手頃で楽チン。
▼作り方②:手羽元に塩を振る
表面に塩を振り、20分ほど置いて下味をつける。
どんな料理でも共通するけれど、「下味」はとっても大事。
『外側』へまとわせたソースや味付けが「しっかり味」で美味しくても、素材に下味がないとぼんやりした味になってしまう。
特に参鶏湯は、スープはもちろんぜひ美味しく鶏肉も食べて欲しいから、塩を振って置く工程を大切に。
塩を振ってしばし置いた手羽元がこちら。
表面が艶っぽくなりました。浸透圧でお肉に味が入った証拠。
▼作り方③:ネギ・にんにく・生姜、香味野菜の風味を出す
鍋にサラダ油を大さじ1程度敷く。
火は弱火にして、まず長ネギの青い部分を入れて軽く焼き目を。
すぐに生姜・ニンニク・ネギの白い部分を入れ、焦げない程度に炒めます。
焦げると苦くなるので、気をつけて。
▼作り方④:香味野菜の上に手羽元を乗せる
手羽元が直接鍋肌につくと、火がすぐに入ってしまい表面が硬くなってしまいます。
ネギたちのお布団の上に寝かせるイメージで、直火にかけないように。
先に炒めていた生姜を数枚、手羽元の上に置いて香りを移してもgood。
手羽元を置いてからは、あまり時間をかけずに次の工程へ。
▼作り方⑤:洗ったお米・ジンジャーパウダー・花椒を入れ、水を入れて煮込む
材料すべてがお鍋に入った状態になりました。
火は弱火のままで煮込んでいきましょう。
ネギを敷いているので直接火にはあたらないと思いますが、時折鍋肌に沿ってかき回し、「素材がくっついてないか・焦げていないか」を見ると良いでしょう。
20分以上煮込み、お米のとろみや水分の加減を見てください。
◆STAUBのススメ
ワタシは【STAUB:ストウブ】という重さのある鋳物鍋を使ってます。
蓋が重いから、圧力鍋のようにお肉が柔らかくなるのが早くて便利。
STAUBは「鋳物ホーロー鍋」と呼ばれていて、鋳物鍋にホーローの加工を施している”進化鋳物鍋”。
料理にもしも自信がないとしたら、調理道具をとにかく良いもので揃えるのがオススメ。
【ほっときレシピで簡単】お好みで、薬味・麻辣ペッパーをかけて召し上がれ
出来上がった参鶏湯は、「お肉ほろほろ・スープとろとろ」。
お塩でシンプルな味付けだけど、素材の旨味が溶け出した濃厚な美味しさに感動するはず。
手羽元は、骨からすぐに身が離れるほどに柔らかい。
スープは、サラサラではなくとろんとまろやかな口当たり。もち米を使わなくても、白米で十分にコクと濃厚さが生まれます。
▼フレッシュな薬味で香りをプラス
ちょい足しのオススメ、まず、香味野菜の薬味。
煮込んだ香味野菜はとろっと溶けているから、フレッシュな薬味として足すことで爽やかさもプラス。
シンプルな料理だからこそ、味変で楽しむのも醍醐味です。
もう一つのオススメは「麻辣ペッパー」。
▼手羽元の骨は捨てない:お肌ぷるぷる鶏スープ
お肉を食べ終えた手羽元の骨、まだまだ味を出してくれます。
残っているスープに、骨を戻してひと煮立ち。
味をみて、お塩を足したり薬味を添えて。シンプルながら極上の鶏スープです。
ここに、ナツメや高麗人参などの漢方食材がはいれば、それはもう十分立派な参鶏湯です。
今回のレシピは、『とにかくおうちで簡単に楽しめる』、そんな基本をおさえたスープレシピ。ぜひチャレンジしてみてください。
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