ファッション

【大人のストリートファッション】音楽カルチャーの歴史とadidas

音楽好きにはファッション好きが多い、そしてまた逆もしかり。

巷でよく言われる『音楽はファッションじゃない』という言葉の意味は、「身にまとって着飾るために音楽を聴くなよ」的な意味合いだと思うんだけど、今回の話はそういう話ではない。

昔から、『音楽やストリートカルチャーとファッションは、とっても密な関係性だったんだ』という歴史をリスペクトしつつ、昔も今もかっこいいブランドってなんなの?というお話。

バンドや音楽カルチャーと濃ゆい関係のあるブランド、【addidas】をピックアップ。

カルチャー系の話になると急にしっぽり語るフシありますジブン。   

 

ストリートファッションってそもそもなに?

ストリートファッション】とは、その名の通り『ストリート=街中』で発信・流行するファッションのこと。簡単にいえば、『街の中のカルチャーが自然発生的に流行りを生むファッション』。

各ブランドはシーズン(春夏:SS、秋冬:AW)ごとにブランド側から発信するコレクションによってトレンドカラーやトレンドアイテムを生み出します。一方で【ストリートファッション】は、音楽やスポーツといったその時々のカルチャーのトレンドに敏感なもの。

ブランドが仕掛けたトレンドに左右されず、”今の流行り”にくくられればある意味それはストリートファッション、ってこと

 

音楽やスポーツカルチャーが、ストリートのムーブメントをつくる

SNSが当たり前になった近年では、ストリートファッションの”流れ”が世界中で同時発生的に起こっているのが面白い。

昔の人から考えれば、世界規模で多くの人たちが「同じカルチャー・同じアイテムを時差なくほぼ同時に愛して楽しむ」というのはまるで奇跡のはず。同じ日本の中でさえ、渋谷を中心に生まれた”流れ”が広く浸透するには時差があったというのだから。当時は『ストリートやクラブなどの人溜まりで盛り上がるカルチャーは、音楽や雑誌を通じてじっくり愛されていった』っていうのも、今から見れば”昔っぽくて”かっこいい。

今では、アーティストがInstagramで動画をアップすればその音楽が注目され、居る場所は聖地になり、着ているファッションはたちまちブームになる。ダンサーがステップを踏めば、世界中でそのステップや振りつけが流行って、コーディネートまで真似をする。芸術家が絵を描けば、デザインは洋服になる。

昔から音楽とファッション、スポーツとファッション、アートとファッションは切っても切れない存在

 

adidas

言わずと知れた、世界的スポーツブランド。老若男女問わず、しかもスポーツに限らずカジュアルにもパジャマにも(笑)あるゆる場面で着倒されているってすごいこと。もちろんスポーツウェアブランドだから、ジャージやスニーカーのイメージも強くて当然で、スポーツウェア関連はアディダス事業の約70%に当たると言われている。

「スポーツ界からストリートにまで影響力を与える」存在になったのには、アーティストとのコラボも大きなきっかけになっている。

 

OKAMOTO’S:オカモトズ

 

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新宿をホームタウンにするロックバンド、【OKAMOTO’S】。芸術家・岡本太郎を敬愛しているメンバー全員が『オカモト』姓を名乗り、アメリカのパンクバンド『ラモーンズ』がメンバー全員ラモーンを名乗るという方式にあやかって、『ラモーンズ的な』感じで名付けたのがオカモトズ。わたしの1番愛する邦楽ロックバンドである。

2017年6月、彼らがアディダスとコラボしたコレクションは、『アディダス オリジナルス(adidas Originals)』のスニーカー、『キャンパス(CAMPUS)シリーズ』。

キャンパスの特徴は、ストレートで安定感のあるソールと、サイドに入ったスリーライン。『アディダスオリジナルス』の三つ葉ロゴが入っているのもクラシックっぽくていい。

スタイリストと音楽カルチャー

OKAMOTO’Sには、ファッションかつバンドイメージをブランディングしてくれているスタイリストさんが付いている。

そのスタイリストさんこそ『TEPPEI』さん。OKAMOTO’Sの音楽性は紛れもなく彼ら自身から湧き出るものだけど、ファッションイメージ的なものはTEPPEIさんのパワーがとてつもなく大きい。

とっても仲が良くプライベートでの交流も多いからこそ、信頼のもとで生まれてくるのであろうインスピレーションにはいつも脱帽。

 

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TEPPEIさん自身がとにかくおしゃれでかっこいい。だからこそスタイリングに納得してしまう。説得力のある人って、どんな業界でもものすごく羨ましいポテンシャルだなあと羨ましく思う(二重に羨んでる)。

着こなすメンバーもかっこいい。例えばロックバンドなのに、足元にはニューヨーク生まれのシューズブランド『COLEHAAN』の革靴を履いて、PHINGERIN (フィンガリン)のアイテムを羽織ったりなんかして。ライブに行くとつい衣装をガン見してしまうのである。

OKAMOTO’Sのステージがかっこいい理由の1つは、「説得力のある音楽と説得力のあるファッション」。TEPPEIさんは、ステージにいるメンバーをとにかくめちゃくちゃかっこよくしてくれる。

音楽で出会ったファッションブランドというのは、結果的に時代背景が色濃く映るんだと気づく。多分数年後、アーティストに憧れて真似て着ていた自分の服や靴を見た瞬間に、頭の中には着ていた頃聴いていた曲が自然に流れるものなんだと思う。

 

TEPPEIさんがスタイリングしているアーティスト・俳優さん

▼RIP SLYME(リップスライム)さん

 

↑ #ripslyme/ with timberland.

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▼OKAMOTO’Sさん

 

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▼星野源さん

 

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▼柄本時生さん

 

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and more…

TEPPEIさんを中心に、関わるアーティストさん同士が仲がいいというのもまた微笑ましくて、ファッションとカルチャーって深いなあとしみじみ思う。

柄本時生くん(愛を込めてくん付けで。)をスタイリングする際によく着用されているのが【PHINGERIN :フィンガリン】。邦ブランドで、2008年に誕生。

面白いのは、『パジャマのような着心地、パジャマのようにしっくりくる服作り』をコンセプトにしたブランディングでスタート。今のコレクションでもまるでパジャマのようなセットアップアイテムが登場している。でもなぜだかストリートファッションとも相性がよくて、スポーツともMIXして着こなしている人がいたらもうそれはオシャン。

 

Run-D.M.C.:ラン・ディーエムシー / My Adidas

参考引用:古着のANDANTEANDANTE

アディダスのジャージにアディダスのスニーカー、80年代の伝説的ヒッピホップグループ【Run-D.M.C.:ラン・ディーエムシー

スポーツウェアブランドがストリートファッション×音楽カルチャーとミックスされて、めちゃくちゃかっこいいことになっている。

当時流行ったのが、【adidas ATP】ジャージ。ATPとは、1972年に”男子テニス選手のサービス向上”を目的に創られた、『世界プロテニス協会』。その公式サプライヤー(=商品の製造業者)であったアディダスは、この『ATP』をロゴに起用したアイテムをつくりだしたという歴史がある。

この『ATP』ロゴが入ったタグはいくつかあり、年代によって異なってくる。古ければそのぶん価値が高い傾向があり、特に70年代の『ATP』ロゴタグは希少価値が上がっている。80年代に入るとロゴマークにはテニスプレイヤープリントが登場していたようで、それ以前の文字のみロゴは”昔のATP”を意味するレアタグ。古着屋で見つけたらラッキー。


参考引用:古着のANDANTEANDANTE

ATPジャージの頃は、ブレイクダンスやBボーイスタイルが流行した時代。ジャージの素材感がフロアで踊るのにめちゃめちゃ向いていたというのもあって、人気のファッションになったのだとか。よく滑るから流行ったって思うと、ちょっと微笑ましい。

【Run-D.M.C.:ラン・ディーエムシー】のレコードには、その名も『My Adidas』というタイトル曲まである。そしてそのレコードを持っている。

1986年のリリース。これは確か下北沢のレコ屋で掘っていた時に見つけたもので、リリース当初のものではなく再販盤。

やっぱりこの赤いラインの入ったロゴが印象的。

ラン・ディーエムシーのロゴマーク『RUN DMC -KING OF ROCK – 』、今でもこのシンボルを模してデザインされたアイテムを見かける。

Suchmos:サチモス

 

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ストリートカルチャーと音楽語るところで、「メジャーどころは避けたい」って突っ込んでいる自分がいるけれど、それだけメジャーな存在になったことに心底驚いている。

今でこそ有名になった(なってしまった)彼らだけど、2年ちょい前とかまでなら、まだまだ知名度は今ほどなく。J-WAVEをはじめラジオやCSでピックアップされ始めたところからが早かった。今じゃフェスもワンマンもチケットはすぐにSOLDOUTで、チケットを取ろう!という気合いすら入らない(おい)。酷評をしたいわけではなくて、むしろ好きで聴いている側の人間だからこそ寂しい、『大きくなってしまったのねあるある』と日々闘っている。

YONCE(ヨンス)とadidasジャージ

 

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Suchmos、特にボーカルのYONCE(ヨンス)は、ファッションアイコン的な存在でも人気者。ファッション誌やフリーペーパーにも登場する。ヨンスぴょんのコーデといえば(わたしはヨンスのことをヨンスぴょんと呼んでいる。理由は別に無い。)、アディダスジャージ=アディジャーは外せない。


俺たちが変わらずカッコいいと思う音楽を追求するため、そしてこれからも増えていく夢を叶えていくため、
自分たちのレーベル「F.C.L.S.」を新たに立ち上げることにしました。
今までのチームはそのまま、心強い旅の仲間が加わります。
今日からどんな旅になるだろう。
どんなことも楽しめるといいな。
音楽を愛するみなさん、生まれたての「F.C.L.S.」をどうぞよろしく!広い海を見に行こう。

・・・どこへ行くんだSuchmos、何がしたいんだSuchmos、よくわからないけど頑張れSuchmos 。

わたしは【THE BAY】が好きだ、『GIRL feat.呂布』が好きだ、『ズットズレテルズ』が好きだ、『OKAMOTO’S』が好きだ。小さな箱でこの世代の仲間たちがわいわいしていたあの頃の夕暮れが大好きだ。話がそれた。

 

アーティストとSTAN SMITH

アディダスのスニーカーの中でも大人気のモデル【スタンスミス】。

街中で足元をよーく見ていると、履いている人をよく見かける。なんでスタンスミスの名前になったのかというと、世界No.1 テニスプレイヤー[スタンスミス]の名前から来ている。アディダスとテニスは結構深い。

2018年、アーティスト【ファレル・ウィリアムス】がスタンスミスとコラボしたコレクション、ファレル ウィリアムス [PW HU HOLI Stan Smith]も登場。

アディダスは、ただのスポーツブランドじゃない。カルチャーブランドなのだ。

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ikiiki
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都内を主な活動拠点とし、 webライターとして活動中 料理レシピ開発やケータリングも得意分野 ・ikiru LAB.運営、編集 ・webサイトディレクション ・ケータリング事業コンサルタント 【主な経歴】 ◆民放キー局にて、グラフィックデザインアシスタント ◆テレビ・映画・音楽現場でのケータリング事業 ◆ケータリングと平行して、都内飲食店でメニュー監修 ◆webマガジンなど複数のサイトを運営中 ▼おうちごはん・ケータリング経験を活かした料理レシピやフードレポートを中心に、フリーランスで活動するためのワークライフバランスについてコラムも執筆しています