東京

【中目黒 】おすすめ「土山人」のすだち蕎麦 :目黒川沿いで楽しむ粋な蕎麦

日本人に生まれてよかった!そう思うときはどんなときですか??

わたしはそうだな、『美味しい和食と美味しい日本酒にありがと〜』と心底思うとき!

てなわけで、今回は「蕎麦」に注目。お店は、中目黒にある【土山人さん。

はじめて読もうとしたときは「海人(うみんちゅ)」方式かと思って「え、なに、どさんちゅ??」と本気で思いましたが、「どさんじん」です。

はい、覚えましたでしょうか。

ここのお蕎麦&天ぷら&おつまみを体験してしまうと、記憶に残って病みつきになること間違いなし。

ここにきたら必ず食べて欲しい、【すだちそば】をご紹介します。

 

桜並木の目黒川沿い・半地下にある「土山人」さん

今では様々なお店で春・初夏〜夏期のメニューとして登場する「すだちそば」すが、

非常に美味しくてお気に入りなのは「土山人」さんのすだちそば!

「蕎麦 土山人」は関西の一大勢力

  「蕎麦 土山人」さんがあるのは、”東京だけではない”のです。

いや、むしろ関西圏の皆様に足を向けて寝れません

兵庫県 芦屋市からお店は始まり、今は関西圏で数店舗を構える”関西発のお蕎麦”屋さんなのです。

1998年に始まった「蕎麦 土山人」は、2017年現在ではあの銀閣寺や有馬にも登場。

どちらの店舗へ伺っても、『美味い蕎麦・美味い天ぷら・美味いアテ』に、『おしゃれで粋な器・気品あり落ち着ける店内』を兼ね備えた贅沢な空間。ちょいと敷居が高い印象も無くはないのですが、それも「らしさ」になっているような。

実ははじめていただいたのは芦屋店でして、あまりの美味しさに「美味しすぎる…!」を連呼し続け半泣きで食べたのでございます。

すると店員さんが「東京に帰ってもありますよ」と教えてくれました。

かれこれ「東京 土山人」に通うようになって7,8年でしょうか。

 

名物の「すだちそば」/ 冷やかけがオススメ

清涼感・・・!

こちらが、このお店でお目当の「すだちそば

薄切りのすだちが水面に浮かぶように敷き詰められております

こちらには小皿が一緒についてくるのですが、「すだちをよける専用小皿」です

長い間浸かっていると、だんだんと渋みが出てくるので、頃合いをみてよけてくださいね!という意図。

 

すっきりとした果汁の酸味と、清涼感

実は冬季は特に「あたたかいすだちそば」なんてのもあるのですが、

ゴールデンウィークを目処に解禁される「冷やかけすだちそば」が断然オススメ。

あたたかいと、ちょっと、やはり柑橘系の酸が温まるのでモワっとしてむせる・・・。笑 

お蕎麦もあたたかい時は太めに代わるので、つるっとのどごしを楽しむには冷やかけでぜひ味わってほしいです。

あたたかいバージョンも美味しいんですけどね。

でも初めてなら”冷やかけ”をぜひ食べて欲しいです!

 

土山人の魅力は、美しい食器

  

同じすだち蕎麦でも、いただく器によって印象は毎回新鮮。

店内には、食器を飾る棚が置かれていて、お店のこだわりを感じます。

お箸を持ち帰ることができるのですが、こちらも”美しく研がれた割り箸” といった感じ。

ぜひ箸袋に入れて、お家でも菜箸に再利用してみてくださいね。

すだちの香りが存分に移ったおつゆを、思わず飲み干す一杯

お蕎麦は、冷やかけですと喉越しのいい”細挽き”。

コシのあるお蕎麦をチュルッとすすれば、香りが移ったおつゆが絡みついてお口の中に広がります。

皮から渋みが出てきてしまうのでずーっと全てのすだちを浸からせておくのは控えましょう、というのがオススメされるのですが、

わたしは多少皮から渋みが出てきたぞ!というタイミングが好きです。

「酸味・果汁の甘み・渋み・つゆの塩加減/甘み」が美味しく深くなるので、5分ほどは浸からせたまま置いておくとイイですよ。

 

すだちのおつゆを、蕎麦湯で割って

すだち香る「蕎麦湯」を楽しみましょう。至福。

旬の天ぷらに舌つづみ

土山人の天ぷらは、サクサクの”薄衣(うすごろも)”、食材それぞれの持ち味を殺さず生かす、最高の仕上がりです。

お芋は、品種によってほくほく・ねっとりと、特徴がしっかり伝わります。

春は特に、ふきのとう・たらの芽・わらびといった、山菜を楽しむことができて最高。

天ぷらは単品でもいただくことができるので、野菜天&海老天など、数人でいくつか注文して楽しむのもいいですよ。

 

夜メニューには、酒好きが唸るおつまみが揃い踏み

  

【白魚の酢の物:お通しでこれ!】、【蕎麦の実入りの味噌焼き】・・・

日本酒に合わないわけがない、最高のおつまみが揃います。

こちらが冬季〜初春にかけての大好物、【蓮根まんじゅう】です。

蓮根をすりおろしお団子状にして揚げたものに、お出汁の効いたあんかけがかかった一品。

あんかけに溶け込んでいるのは、殻をとった蕎麦の実。殻をとると綺麗な白い実なんですね。

添えられた青菜と生姜のすりおろしが、優しい味のなかにもアクセントを出してくれて、最後まで単調にならずに美味しくいただけます。

お蕎麦屋さんのおつまみって、本当に美味しいですよね。最初に色々とアテをつまんで飲んで、シメでお蕎麦をすする・・・これぞ、”夜の土山人”の醍醐味。

 

アクセス方法

< 東京 土山人 / とうきょう どさんじん>

 

  • 中目黒駅から歩く場合

池尻大橋方向・川沿い「右側」を歩きましょう。

ゆっくり歩くと15分ほど。お散歩を楽しみながら向かいましょう。

  • 池尻大橋駅から歩く場合

途中で信号を渡る必要があります。

ゆっくり歩きたい場合は中目黒からの方が川沿いを静かに歩けますね。

池尻大橋駅からでしたら、東口を出て玉川通りを渋谷方向に前進→すぐに右側に目黒川が見えるので川沿いを進みましょう。

「目黒天空庭園 オーパス夢広場」なる建物が左側に見えてきます。さらに前進すると山手通りを横断する信号が見えるので渡りましょう。引き続き目黒川沿いに入るイメージで進んですぐ、左側にお店が見えます。

お店は半地下です、上階は「土屋鞄製造所」があるので目印にしてみてください。

ちなみに専用駐車場はありませんので、近くのコインパーキングに停めてのご利用となります。

予約がおすすめ

人気店&人気エリアなので混雑することもあります、事前の予約がおすすめ。

中目黒といえば桜並木の季節や暦の祝祭日は大変賑わいます。

定休日は、月曜日・正月・GW・お盆がここ数年お決まりとなっていますが、念のためホームページやお電話確認してくださいね。

 

中目黒駅高架下も、リニューアルを経て、蔦屋書店・スタバ・アパレル・おしゃれな飲食店などで、若者の喜ぶ ”フォトジェニック” な風景化が加速しました。

そんな中目黒、結構ひっそりと赤提灯の飲み屋もあったりして、庶民的な面もあるんです。

商店街の方はまだまだ下町感が残っておりますし、目黒川沿いにも粋なお店がありますので探検してみてくださいね。

ABOUT ME
ikiiki
都内を主な活動拠点とし、 週半分はオフィスワーカー/もう半分はwebライター&フードディレクターとして活動中。 【主な経歴】 ◆民放キー局にて、グラフィックデザインアシスタント ◆テレビ・映画・音楽現場でのケータリング事業 ◆ケータリングと平行して、都内飲食店でメニュー監修
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