ブリーチしてお気に入りの色に染めた髪も、時間が経てばすっかりトーンが変わり、色もくすんでしまったり。
私自身がこうした『ブリーチした後の髪をどうやってケアすれば良いの?/どうすれば色持ちが良くなるの?』と悩んだ経験アリ。だから、おすすめのケア方法を出し惜しみすることなくお教えしたい。
▼おさらい:ブリーチ後の髪ってどんな状態?なんでカラーシャンプーでケアしたほうがイイの?
ブリーチをした髪の毛=色素を抜いた状態、つまり疲労困憊!ぐったりモード。
ここ最近の「ブリーチ」が指している意味は”金髪”にすることだけではなくて、一度ブリーチをした後に好きな色を足して髪を染めていく『ダブルカラー』を指していることが圧倒的に多いと思います。
上から足した綺麗な色味は時間とともに抜けていくので、ブリーチしただけの”金髪”がお目見えしてしまうと一気に下品な印象になってしまったり。
【なんでブリーチした髪はトラブルが多いの?】
- 栄養素が落ち、キューティクルが剥がれやすい状態
→パサつき、キシみに繋がる - ヘアカラーが抜けると、髪に空洞ができてスカスカ&乾燥髪になりやすい
→うねり、切れ毛に繋がる
簡単に言えば、ブリーチを繰り返した髪は好みの色が入りやすくてヘアスタイルを楽しめる一方、しっかりケアしないとトラブル続きの髪の毛になるということ。
▼ロイドカラーシャンプー:シルバーシャンプーの特徴と期待できる効果
さて、こちらがロイドのシルバーシャンプー。
それぞれの違いはざっくり分けるとこういうこと。
ムラサキシャンプー | 黄ばみ・きしみを抑え、プラチナカラーをキープ |
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シルバーシャンプー | 黄ばみ・きしみを抑え、アッシュ系(シルバー)カラーをキープ |
- パッケージの違いはこんな感じ。
- ぱっと見でボトルの色から判別できるので迷うことはないと思います。
通称「ムラシャン」と呼ばれる「ムラサキシャンプー」は、”髪を紫色にする”というわけではなく、特に黄ばみを抑えてくれるもの。
対してシルバーシャンプーは、ムラシャンと同じく黄ばみを予防しながら、アッシュ系(シルバー)カラーの色持ちを助けてくれるもの。
▼シルバーを使って、アッシュ系シルバーハイライトは戻るのか実験
以前に『ムラサキシャンプー体験』を紹介した時は、私の髪は「THE・オールブロンド(白っぽい金髪)」な状態でした。
黄ばみを抑えるために選んだムラサキシャンプーで本当に黄ばみ軽減の効果を実感したわけです。
その後、ピンクや紫ヘアをカラートリートメントで楽しんだときにもムラシャンは大活躍(カラートリートメントの使い方を知りたい方は読んでみてください)。
それから、アッシュグレイやシルバー感を楽しみたい!と思い立ち、ダブルカラーでこんな感じに。
前のiPhoneなので画質が悪くてごめんなさい…、色味がシルバーなのがわかりますか?このとき、細かなハイライトを入れて立体感を出してもらっていました。
そして…すっかり髪は伸び、頭のトップのほうはブリーチではなくトーンを抑えたブラウンカラーを入れて落ち着かせています。でも、以前にいれたハイライトライン(アッシュ)は残したままで、手先から15cmくらいはブリーチ髪が残ってる感じ。
だから、うっかりすると全体に黄ばみが目立ってくるわけです。そしてハイライトのアッシュも、どんどん色味が抜けていくわけです。
するとこんな感じに…
「せっかくだから色落ちするまでわざと置いて、シルバーシャンプー効果を体験してみよう♪」、なんてしたものだから、パサパサ…。
下の方は特に、今までのブリーチ(4回分!)でお疲れ気味の髪が残っています
てことでカラーシャンプー頼み。
シルバーシャンプーを出してみると、こんな色をしています。
シルバーというよりは、濃いグレイ?黒っぽい?。
泡立てると濁った黒っぽい泡が…これで洗うと思うとなんか汚いような気がしてきますが(笑)、気にせず洗っていきましょう。
少量のシャンプーをつけて髪の汚れを先に落としておくと、カラーシャンプーの泡立ちも良いし成分も浸透しやすいと実感しています。
シャンプー使うのいやだなぁという場合は、ぬるま湯で揉み込むように洗ってあげるだけでも違うので一手間かけましょう。
1度洗いが済んだら、シルバーシャンプーをしっかりと手で泡立ててから、髪全体を包むように洗います。
ぐるっとおだんご状になっている部分に、はっきりとハイライトがわかるはず。
このライン、顔のサイドやところどころに入っていて、シルバーアッシュの色味がほんとに綺麗だったんです。
この写真では、色落ちして黄色みがかっている…
ここにシルバーの色味を取り戻すべく、シルバーシャンプーの泡でしっかり包んでいきましょう!
泡で髪全体を包み込んだらすぐに流すんじゃなくて、しばらく時間をおくのもポイント
- 1回のシャンプーで、最低5分間おくのがオススメ
- 色落ちが進んだブリーチ髪には、カラーシャンプーを繰り返し使おう
- カラーシャンプーを流したら、トリートメントで保湿すること
かなり色抜けが進んでいることを考慮して、今回はシルバーシャンプーで洗うことを5回繰り返してみました。
だいたい『1週間のシルバーシャンプーケア』を実践。
▼シルバーアッシュのハイライトを取り戻すことに成功
今回シルバーシャンプーを使います〜ということで最初にお見せした写真と比較すると分かりやすいと思うので、並べてお見せしますね。
なるべく同じアングル&同じ部分が写るようにしてみましたが、どうでしょう。
見事に1週間かけてここまでアッシュ(シルバー感)を出すことに成功!
なによりも嬉しいのは、黄ばみの強かったハイライトからしっかりアッシュトーンにもどったことと、乾燥してスカスカだった髪質がかなり改善されたところ。
ブリーチ(ダブルカラー)をしてから随分と時間が経ってたけど、黄色っぽい/赤っぽい髪にもアッシュの色味が取り戻せることがわかりました。
またシルバーシャンプーでは、「明るくなり過ぎた髪のトーンが下がり、落ち着いたカラーに印象を変えることが出来る」のも嬉しいポイントです。
ブリーチ&ダブルカラーしてからすぐにカラーシャンプーを使い始めるのが、色持ちには1番効果的
今回のわたしのように、ブリーチの黄ばみや色抜けが強くなってしまった髪にも、カラーシャンプーは有効であることが伝わったかなと思います。
でも、やはりもっと早めの段階でカラーシャンプーを使うことがベスト。
カラーシャンプーだけで『染めたての色を完全に取り戻せます』と言うことはできませんが、『ダブルカラーで仕上げた髪色を長くキープし、黄ばみや色落ちで落ち込むあなたを助けてくれます』とわたしは自信を持って言えます。
たとえダブルカラーから時間が経っていても、カラーシャンプーを使うべき理由
カラーシャンプーの良いところは、黄ばみを抑えてくれるのはもちろん、傷んだブリーチヘアのパサつきを抑えてしっとりした指通りにしてくれるところ。
色落ちが進んだし…もうパサパサだから切るしかないか…と諦めているあなたに、ぜひ使ってみてほしいのです。
- 刺激臭など一切なし!マンゴーベースの爽やかフルーティーな香り
- 他社と比べて容量が多い
★良く比較されるカラタス・ムラサキシャンプーは250mlなのに対して、ロイドは300mlと500ml仕様
トリートメントもしっかり使おう
シルバーシャンプーそれ自体にも、髪をしっとりさせてくれる効果は十分あります。
とはいえ、ブリーチした髪は乾燥に弱いので、トリートメントの膜をまとわせて保湿力を高めるのがオススメです。
ブリーチヘア・ヘアカラー用の【ロイド・カバー&キープトリートメント】も出ています。シャンプーと合わせて使えば、髪の痛みを抑えてくれる。
わたしもリンスは市販のごく普通のモノだし、トリートメントはサロンでもらったモノを使っています。今度ロイドのトリートメントも使ってみようと思います。
カラーシャンプーを使うだけでサロン代だって節約できる
カラーシャンプーは、一般的なシャンプーに比べれば割高。
だいたい1,200~2,000円の間なのでちょっとためらうかもしれないけれど、せっかくお金をかけてブリーチやダブルカラーをしたのであれば、自宅で出来るケアで賢くカラーキープした方が断然経済的。
都内でカット+ダブルカラーをするとだいたい2万~2.5万円ぐらいが相場だから、また同じくらいのお金をかけるとなると結構痛い…。
カラーシャンプーを絶対に使った方が良い。何を隠そう、この私もかつてお気に入りの髪色が1週間程度で抜けて大ショックだったから…2万もかけたのに。。
▼まとめ:ムラシャンにつづき、シルバー効果もしっかり実感
ムラサキシャンプーはどちらかと言うと『白っぽいブロンド・ベージュ』などの色味に染めた人にオススメしたいシャンプーでしたが、シルバーシャンプーは『アッシュ・シルバーアッシュ・アッシュグレイ』などの色味に染めた人にぜひ使って欲しいカラーシャンプーだと実感しました。
- 黄色味を打ち消す効果があるのはムラサキシャンプー
- シルバーやアッシュ系の色味を長持ちさせるためのシルバーシャンプー
つまり、「黄ばみを抑えること」が目的ならムラサキシャンプー、すでにシルバーや『アッシュ○○』のカラーを入れていて「染めた色を長持ちさせること」が目的ならシルバーシャンプーを選ぶというのが1つの基準になってくるなーとロイドリピーターのわたしは実感しています。
染め直しで髪やお財布も痛めるよりも、「カラーシャンプー」を使って、髪にかかるコストとダメージを上手に抑えましょう。
ブリーチしたら、絶対これだけはケアすべき
- お湯とカラーシャンプーを使って髪を洗うこと
ブリーチした髪の毛は、水分(濡れている状態)にとても弱い。だから、シャンプーするときにはゴシゴシ洗わずに泡で包むように洗いましょう。
そして大切なのは、ヘアカラーの色持ちを良くするため&痛みから髪を守るために、繰り返しですがカラーシャンプーを使いましょう。
- ブリーチ髪に合った、カラーシャンプーを使う
- トリートメントを行う
- 洗った後は、早めに乾かす
せっかく綺麗な色に染めても、しっかりアフターケアをしないとどんどん色落ちが進んでしまいます。
カラーシャンプーは、カラーの抜けが進んで痛む・キシむ髪を優しく保護し、黄ばみを抑えてブリーチカラーをキープ。あなたの髪色にあわせてカラーシャンプーを選んでみよう。