東京

【和菓子の老舗とらや】季節&イベント限定、”食べるアート”をピックアップ

日本伝統の食文化の1つ、『和菓子』。

優しい甘さ・自然由来の材料・職人の繊細な技術、伝統的な和菓子の良さを守り継いで、今もまさにその歴史は未来に続いています。

昔ながらの良さを残しつつも、新鮮な気持ちで楽しませてくれる和菓子は、挑戦を繰り返すアート作品。

目にも楽しい、【老舗和菓子屋・とらや】の限定お菓子をご紹介します。

 

和菓子屋の代表的存在【とらや】

【とらや】といえば、和菓子屋の老舗中の老舗。

代名詞とも言える、羊羹菓子『夜の梅』をはじめ、四季に合わせたお菓子がとっても美しい。

今ではとらやが手がけるカフェ【TORAYA CAFE】もすっかりおなじみ。

とらやは室町時代後期の京都で創業。五世紀にわたり和菓子屋を営んできました。
後陽成天皇の御在位中(1586〜1611)より、御所の御用を勤めています。
明治2年(1869)東京遷都にともない、天皇にお供して、京都の店はそのままに東京にも進出、現在に至ります。
参考:とらや公式ホームページより

和菓子屋さんブランドとして「とらや」、カフェ業態が「TORAYA CAFE」と覚えるとわかりやすい。

 

琥珀製 / 若葉蔭:わかばかげ

写真:とらや公式ホームページより

初出年代:大正 7 年(1918)

今の時代に見てもなんだか ”今っぽい”、そんなおしゃれさを感じさせるのに、なんと初登場は今からちょうど100年前というから驚き。

今と違って冷房なんてない時代、きっと風鈴の音や川を流れる水の音を聴きながら、この金魚を見て涼んだのでしょうね。

この【若葉蔭】は、「水面に浮かぶ青葉の蔭を金魚が泳ぐさま」を表しているのだとか。

和菓子の世界でいう『琥珀』とは、煮溶かした寒天に砂糖・水飴などの甘味を加えて固めた菓子のこと。

こちらはパリのとらやでも販売しているグローバル和菓子です。

▼価格:519円(本体価格480円)
▼販売期間:2018年7月8日〜7月31日

お取扱店舗:
【関東地方】東京ミッドタウン店、元赤坂一丁目店、銀座店、帝国ホテル店、日本橋店、新宿伊勢丹、玉川髙島屋S・C、アトレ目黒1、横浜そごう、TORAYA TOKYO、TORAYA AOYAMA
【近畿地方】京都一条店、京都四条店、京都髙島屋、大丸京都店

 

【8月1日販売開始】求肥製(飴餡入) /  青:あお 

写真:とらや公式ホームページより

初出年代:平成10年(1998)

まるで青の洞窟?と、見るもの誰もが一瞬で奥深い「水」を想像するインパクトの強いお菓子。

なんと今年は2018年8月1日~8月15日の短期間のみの販売

でもお目にかかれるのが一瞬というのもまた、ほんのわずかな季節の変わり目を表現する和菓子の粋なところ。

このお菓子が表面にまとっているのは新引粉(しんびきこ)というもので、もち米を蒸して乾燥した粉です。和菓子だけでなく日本料理の天ぷらに使われることも。

メインとなる生地は求肥(ぎゅうひ)。求肥を砂漠に見立て、青い琥珀製の『オアシス』をあしらったのだとか。

まさに真夏のオアシス!暑さがひときわ厳しい今年の夏にぴったりの和菓子です。

▼価格:519円(本体価格480円)
▼販売期間:2018年8月1日~8月15日

取扱店舗:
【関東地方】東京ミッドタウン店、元赤坂一丁目店、銀座店、帝国ホテル店、日本橋店、新宿伊勢丹、玉川髙島屋S・C、アトレ目黒1、横浜そごう、TORAYA TOKYO
【近畿地方】京都一条店、京都四条店、京都髙島屋、大丸京都店

 

とらやの遊び心いっぱい、季節限定&イベントコラボ和菓子

【御殿場店限定】季節の羊羹『四季の富士・夏』

 

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なんで御殿場限定?と思ったら、とらやと御殿場には深い関係が。

1978年に、静岡県・御殿場にとらやの主力工場が完成。御殿場といえば富士山のふもと、これにちなんで富士山をモチーフにした季節の羊羹が生まれました。

とらやにはもともと「季節の羊羹」と呼ばれる羊羹があるのですが、その御殿場限定商品。

▼販売期間:6月上旬〜8月下旬

 

【高島屋限定】あさなぐさ

この、【高島屋限定】あさなぐさ・水羊羹詰合せは、何がモチーフになっているかわかりますか?

「あさなぐさ」とは、朝顔のこと。三層からなる紫琥珀羹・紅道明寺羹・緑煉羊羹を重ねた、こちらも季節の羊羹です。

こちらは高島屋限定ながら、店舗だけでなくオンラインでもお取り寄せが可能です。

 

【ルーヴル美術館展とコラボ】エッフェル塔の夕暮れ

 

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ノスタルジックなパリの風景と和菓子が美しく融合。見ているだけでうっとり。

こちらの【エッフェル塔の夕暮れ】は、復刻して登場したコラボ和菓子。

元々は、とらやのパリ店オープン30周年を記念して作られたもので、現在 六本木・国立新美術館で開催中の『ルーブル美術館展』に合わせて販売しているお菓子です。

東京ミッドタウン内のとらや、国立新美術館のお土産ショップでも購入できます。

日によっては当日の店頭分が売り切れる場合があるので、平日の昼間がおすすめ。

ミッドタウンのとらやさんに行ってきました。

こんな感じで箱づめにされて店頭に並んでいましたよ。木曜日の13:00ごろに行きましたが、数に余裕がありました。平日に行けば大丈夫そう。すでに店頭で入荷待ちとなった日もあったという情報がありますので、混雑が予想される土日には売り切れてしまうかも?

この日はすぐに別件が入っていて持ち歩けなかったために購入を断念、悔しい!

▼価格:¥1,944
▼販売期間:2018年5月30日(水)から9月3日(月)

取扱店舗 :
【東京ミッドタウン内 とらや】営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)
【国立新美術館】営業時間 10:00-18:00(会期中の金・土曜日は20:00まで)
火曜日定休(祝日または休日に当たる場合は開館し、翌日休館) 

 

ABOUT ME
ikiiki
都内を主な活動拠点とし、 週半分はオフィスワーカー/もう半分はwebライター&フードディレクターとして活動中。 【主な経歴】 ◆民放キー局にて、グラフィックデザインアシスタント ◆テレビ・映画・音楽現場でのケータリング事業 ◆ケータリングと平行して、都内飲食店でメニュー監修
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