みなさんは早起きは得意ですか?夜更かしタイプさんですか?
今回は、「早起きは三文の徳」と言われる意味・理由について迫ります。
早起きが苦手な方、夜更かししすぎな方、カラダとココロに危険信号。
すぐに実践できる、ココロもカラダも喜ぶライフスタイルのつくりかたをご紹介。
キーになるのは「太陽」・「正しい睡眠のとりかた」、そして早起きを助ける意外な食材&飲み物。
人間は太陽と共に生きてきた
「人間の生活・営みは、太陽と共にある」という紛れもない人類の歴史
太陽が昇ることで1日が始まり、日が沈むことでその日を終える・・・
あら、生活リズムをあまりにも遡りすぎちゃいましたね。
みなさんもそんなことあると思います。
わずかな時間かもしれないけど、この「あぁカラダにいいことしたな~」の積み重ねが、いずれは体調や思考に良い影響をもたらしてくれます。
なぜなら、これはワタシ達が無意識に、そして潜在的に求めている欲求を満たす行為だからです。
さて、なぜでしょう。
早起きは、遺伝子に組み込まれた自然のリズム
先ほど、「太陽が昇ることで1日が始まり、日が沈むことでその日を終える・・・」、人類の歴史にチラッと触れました。
今じゃ電気があるのが当たり前・昼夜逆転の生活も珍しくない時代になったので、なんだか遡りすぎたように思うかもしれませんが、実は人類の歴史で言えばそんな遠い昔でもない。
これは、人間は「昼に動いて夜は床に着く」動物なんだという歴史が、今の時代なんかよりもずっとずっと深く長いってこと。私達は今でこそ夜更かししたりもするけれど、DNAレベルじゃまだまだ『夜は寝てくれ~!』って叫んでいるような状態。
それは、『早起きをした方が細胞が喜んでいるよ!』って、カラダが潜在的にわかっているから。
カラダが喜ぶことをしてあげることで、ココロも満たされていくんですよね。
なんせ『ココロとカラダは繋がっている』から。
ココロが喜んでいるときに『ああもったいない時間を過ごしたなぁ』と思う人はほぼいませんよね。
偉人だったり大きなことを成し得たの多くは、こうしてジブンのカラダとココロに栄養を与えながら、人間が太陽と共に生きて来た歴史に寄り添うようにその”パフォーマンス”を最大限に引き出しているのです。
幸せホルモン「セロトニン」も、日光浴で生成される
ワタシたちが毎日をよりイキイキ・ワクワク過ごすには、日光浴をすることで「イキイキ・ワクワクする!」と感じやすいマインドに自分を変えていくのが吉。
まずは、普段、どんなことでイキイキ・ワクワクするか、頭で練習してみましょう。
「気の持ちよう」という言葉や、「病は気から」なんて言葉もあるように、人間の健康的な活動に「ココロの健康」って切っても切れないものです。
あなたははどんな出来事やどんなシチュエーションで「気持ちがワクワクする」って思いますか?
ワタシはですね、こんな感じ。
・起きたら晴れていたとき・散歩をする時間
・ゆっくりコーヒーを飲んでいるとき
・ゆっくり朝ごはんやランチを食べるとき
・好きな音楽を聴いているとき ・自然の中で遊ぶとき
・美味しい料理を食べるとき・旅行などで知らない世界を見るとき
まだまだ挙げ切れませんが、ワタシは総じて「ジブンの好きなモノゴトをする時間を持てたり、余裕が感じられたとき」でしょうか。
忙しくしている毎日の中で、どうしても時間に余裕がないときもあるもの。
ならば、忙しい時間の中にいても「イライラしにくい」・「不安を抱えすぎない」という状態にすれば良いんです
「気の持ちよう」「病は気から」と言われても、気持ちが意図的にコントロール出来なかったり、余裕がない・不安・イライラ・ストレスって出てきます。
そんな時は、日光浴。
人間は、脳内でセロトニンという”心を落ち着ける”成分を作ります。
なんか成分名を書くと、一気に胡散臭いサイトのような印象を与えそうだったらごめんなさい、
続く内容の種明かしとしては、【せっかく過ごす1日の中で「睡眠・食事・コーヒータイム」をちょっと変えることで、とってもイキイキ・ワクワクと過ごすことができるんです】といった感じ。
日光浴が「幸せホルモン=セロトニン」を生成し、イライラや不安を軽減してくれる
セロトニンは「トリプトファン」という必須アミノ酸によって生成されるのですが、このセロトニンが体内で不足するとイライラしたり不安がちだったり、イキイキ・ワクワクする思考から遠ざかっちゃうのです。
太陽光は自律神経を整えると言われているのですが、先ほどの「太陽に合わせて人類は歴史を刻んできた」ことも深く関係しています。
先ほどは、「早起きして太陽のリズムにカラダを合わせると、なんだか気持ちがいい!」という”潜在的なリズム”と気持ちのお話をしましたが、
”なんだか気持ちがいい!”のは気のせいではなくて、
カラダが太陽の光を浴びること=セロトニンが生成されている。
自律神経は、目に入る太陽光から体内リズムを判断するので、人類の歴史において太陽はすごく大事なリズムであり尚且つエネルギー源なのです。この体内リズムは、脳内で判断するだけではなくて、皮膚を伝ってカラダが情報を得ます。
また、「朝早く起きる:朝に日光を浴びる」ということは、狂った体内時計を調節することを意味するんです。
- 朝の時点で腸内環境を整える
- ストレスを減少させるセロトニンの脳内生成を促す
- その日の睡眠に対してリズムを調整している(=良質な睡眠を促す)
朝の日光浴によって、体内に「メラトニン」の分泌を促すことができます。
それってどういうこと?というと、朝の日光浴で「メラトニン」が分泌されること=”14~16時間後に眠くなる成分を作るぞー”とカラダの中で睡眠の準備が始まることを意味します。
そう、つまり、早起きをして朝日を浴び(もしくはしっかり”朝!”と認識する程度に日照を確認すること)、
カラダの中に「セロトニン」を生成させて気持ちをスッキリさせることで、結果的には夜にしっかりと質のいい睡魔がやってくる。
その結果、ココロもカラダも休まって翌朝もスッキリ起きられるようになっていく・・・
生活リズム・体内リズムがどんどん整っていくわけなんですね。
このリズムを根付かせることによって、こんな効果が。
[aside type=”boader”]- そもそもストレスを抱えることが減っていく
- 不眠や腸内環境悪化などのカラダの不調も減っていく
「セロトニン」は脳内で生成されると言われますが、
その「セロトニン」を作っている「トリプトファン」は腸内での分解・吸収を経ているので、
腸内環境が悪化していれば結果的に「セロトニン」生成にも悪影響になる恐れがあるんです。
気持ちが晴れやすくなるので、イライラや不安も減り、例えばうつ状態に至ることも防止してくれるんですね。
考え事は夜するな
うちのおばあちゃん・お母さんがよく言うのですが、「難しい考え事は夜にするんじゃないよ」って言うんです。
小さい頃から言われて来たので、その度に「なんで?」って聞き返してたのですが、大人になるほどに言っている意味がわかっていきました。すごくシンプルな理由になるんですけど、「夜は暗い気持ち・思考になりがちだから」。
確かに外は暗いし、1日の終わりに向かう時間帯だし、・・・
でもゆっくりできる時間でもあるわけで、一概に『良くない』とも言えないような…なんて思ってはいたものの、のちに私はこの教訓をひしひしと感じることが増えていくことになります。
太陽の動きと共に人間の歴史が刻まれて来たので、夜、カラダとココロはおやすみモード
でも近年、夜はついつい夜更かししたり、考えを巡らせたり、ましてや携帯・スマホが普及してからは寝る直前まで情報を追ったり情報に流されたりで目も頭も変に冴えていたりします。
学生であればテスト勉強や受験勉強、恋愛も経験するし、さらには就職活動や仕事の悩みも歳を重ねれば増えていきますよね。
夜はなんだか熱中できるきがしたり、ゾーンに入ることができたり。
若いときは、遅く起きていることで思考を巡らせたり勉強時間に費やしたりすることができる!と感じていました。
小さい頃からの忠告を無視して、どちらかと言うと夜更かしタイプで学生時代~社会人生活初期を過ごしてしまったのですが、振り返ったときに”夜更かしな日々は、生産性がまるでなかったなぁ”と反省しました。
(先ほど触れた、「早起きして日光浴をすれば、イキイキ・ワクワクする思考に自然となって体内リズムが整ってココロが健康になる」ということの真逆をしてきたんですものね・・・結果的には「そりゃそうなるわ!」という過ごし方だったわけです。)
夜って、考えが深みにハマっていきませんか?
翌朝スッキリ起きられなかったり、寝たはずでも疲れていたりします。
やっぱりカラダは、「陽も照らされない夜=活動時間ではない」とインプットされているから、思考を深く巡らせることに向いていない時間なのでしょう。
例えその時間に充てたとしても、前向きであったり生産性が上がるような結果に結びつきづらいんです。
おばあちゃんたちが言っていた「難しい考え事は夜にするんじゃないよ」という忠告は、自ら物事を難しく暗い方向に持っていくのではなくて、「なるべくおてんとさまが昇っている明るい時間に、明るい方向に考えた方がいいよ!」ということだったんですね。
*わたし、軽いうつ状態が続いたことがありましたが、その頃も遅く起きて夜遅くに寝てというサイクルでした・・・とほほ
日々は続いているようで、必ず毎日リセットされている
「夜更かしによって思考も暗くなりがちだ」と気付いてからは早起きを意識していきましたが、
早起きの前向きなエネルギーを日々感じています。
前日がどんな日であろうと、朝は新しい1日の始まりの合図。
「寝て忘れる」ことはできないかもしれないけど、寝ているときに脳はその日を振り返り整理しているのも事実だそうで。
睡眠時間が短ければ、心身が休まり整える時間も短いので、疲労も心労もやっぱり蓄積していくでしょう。
その意味でも、考え事をしすぎて睡眠時間を削ったり、夜更かしをしてしまうのはカラダに良くないんですね。
煮詰まっているときほど、夜遅くまで考えを巡らすよりも、早めに寝てココロとカラダを休めてあげたほうが、むしろスッキリするようにカラダはできています。
起きてみると「昨日の悩み、そんな大したことじゃないよな!」とか、「あれってこうやって考えた方がいいのかも」というように、気持ちの方向性が新しく生まれ変わっていることも少なくないはずです。
朝の時間が1日の中で1番心身ともに『サラ』の状態であるとするならば、朝の行動・思考は自ずと前向きに進むようにカラダもココロも動き出していくでしょう。1日の後半戦になればなるほど、疲れも溜まるのでクリエイティブな活動にはあまり向いていないのですね。効率良くタスクを終えたり、勉強や作業を済ませるのも、朝が良いとされるのはこんな理由があるんですね。
まとめ
「早起きは三文の徳」というのは、”わずかな利益を得る”という意味ですが、「早起きをすること・朝からその日1日の活動をし始めること」は、ワタシたち人間にとっては三文以上の利益を可能性を秘めているのかもしれません。
朝のわずかな時間かもしれませんが、少しの早起きが体内リズムを整え、その日のパフォーマンスを向上し、上質な睡眠を促す、その繰り返しによって毎日心身が健康的になることにまで影響しているわけですもんね!
最近なんだか災害や世界情勢も落ち着かないので、今日という1日は「誰かが望んだ1日でもある」と考えるとより毎日をしっかりと生きなくちゃと思えるようになってきました。
気持ちの良い1日の始まりが、ココロをワクワクさせてくれます。慣れないうちは眠気と戦うこともあるかもしれませんが、早起きしたときにはジブンにご褒美をあげることで「早起きすると良いことがある!」と思い込ませるのも早起きするコツですよ。
早起きして太陽を浴びて、「1日が始まった!」と思うだけできっとココロが健やかになっていくはず。
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