約3年半、iPhone 6S Plusを使っていましたが、遂に限界が訪れました…
バッテリーにもガタがきて、カメラや操作感もモサモサし、なにせもう使用感に飽きてきた…そこで、Xシリーズへの買い替えを決意!
iPhone Xが出たときに「いや、Plus的なものが出るまで耐える!」と我慢し時を経て、ついにワタシは【 iPhone XR 】を購入。
なぜiPhone XRを選んだのか、Apple Storeで比較検証して決めたからこその理由があります。
iPhone 6S Plus を使っていた人の、次に進むべき道はどっち?
iPhone 6S Plusユーザーのみなさん、こんにちは。
ワタシもその1人でした。
これまで、こんなことをきっと周りの人に言われてきたと思います。
- デカ!
- 重!
- 持ちづら!
- ポッケの収まり悪!
…うるさい、気に入ってるんだ!と反論しつつ、内心「やっぱりちょっと大きいなあ…」と思っていた人も少なくなかったりして?(笑)
個人的にはあまり不便はなく、むしろ大画面であることのメリットを感じて使っていたのでそこまでネガティブなイメージはなかったんです。
2017年【iPhone X】を、なぜ買わなかったのか
【iPhone X】が初めて登場した時、それはそれは興奮をしましたが、なぜ買わなかったか。
それは、Plusユーザーからすれば、いきなり小さくなり過ぎだったこと。
それまでのiPhone よりもさらにシンプルになっていくインターフェース、OSの恩恵を最大限に使いこなせそうな新たなマシンにワクワクが止まらなかったけど、「買いだ」とまでいかず。
【iPhone Xシリーズ】に『Plus的端末』を待っていた人へ、XRがおすすめなワケ
参考)https://www.apple.com/jp/iphone/compare/
iPhone Xを見送ったみなさん、今が買い時です。
【iPhone XS・XS Max・XR】が登場した2018年11月、買い替えを決意しました。
「どんなところで悩んでいたか」を中心にピックアップしてご紹介します!
[画面がある程度大きい方が良い、でも大きすぎなくていい]
『iPhone X』だとやっぱり小さいなあと思って渋ったので、ぜひXシリーズの大画面(Plus的なモノ)が出たときに買いたかった。
だからそ、XRです。
大画面が良いとは言ったけど、こんな大きくなくて良いです!っていうくらい、Maxはデカい。6S Plusユーザーだったなら決して不慣れな端末サイズってわけでなないのですが、いかんせん画面がフルサイズなので、画面の圧が大きいんですよね。
Plusを触り慣れてこなかった人からしたら、あれはもう厚揚げレベルに大きいと思います。(笑)
その点、XRは「ちょうどいい」。
6S Plusよりも若干サイズ感は小さくなっていて、手の収まり感はUPしています。
ただ、フル画面になっていることもあって「Plusよりも液晶は広くなっている」のです。
「カメラ重視はXS一択論」に異議!写真バリバリ撮るワタシは、XRの画質でも満足してる
XSとXRで比較される大きなポイント、そう、カメラについて。
簡単にいうと、こんな感じでまとめられてます。
- 【XS】は光学2倍ズームで、レンズも2個ついててなんかすごいカッコイイ
- 【XR】はレンズ1個、でもXSと同じようにポートレートとか撮れるシステムにはなってる、だけどズームに弱い
これを読むと、『ああやっぱりXRって廉価版なんだなー』って思いがち。ワタシもそう思ってました。
1)Apple Store の実機で比較:夜景の写りとズーム
☆夜20時、イルミネーションのある並木や外の景色を撮影
【XS/XR】ともに、まったく同じ画角で撮影したが、そこまで大差を感じなかった
夜景の光量の捉え具合がどちらも素晴らしくて、白飛びや照明つぶれのような写真にならないところがめちゃくちゃ優秀。
ズームをしてみて同じ画角になるように寄ってみたものの、はっきりいうと画面を目で見る限りは大差なし。
理屈で言えば、高額2倍ズームを採用している【XS】の方が、ズーム撮影をした時でも画質(粒子)は細かで再現力は高いのです。
『こっちの方がこれができる!』と紹介されると、ついつい機能がたくさん在るに越したことはないという心理になってしまいます。
でも実際のところ、ワタシはズームで撮ることなんてあまりないのでXSを重視しなくていいとまず判断。
2)ポートレート撮影での比較
《XRで撮影》
ポートレートとは、被写体(主に人)を撮影するのに適している撮影モード。
コンパクトデジカメや一眼レフにも備わっているものが多いですが、iPhone Xシリーズのカメラでもポートレートモードを楽しめます。
【XS】・・・望遠レンズ搭載&2レンズで捉えるため、背景ぼかしが得意なふんわり系。被写体と背景の境界もふんわりとした処理。
【XR】・・・シングルレンズで被写体を捉え、めいっぱいにも寄れるふわパリ系。被写体と背景の境界は程よくエッジが残り、ふわふわしすぎずシャープに撮れる。
ポートレートって、とどのつまり『いかに背景をぼかすか』だったりしますが、よりアーティスティックに強いぼかしが得意なのはどっち?と言われれば【XS】です。
対して【XR】は得意ではないのかと言えばそうではなくて、シングルレンズを使っていることもあり『XRのぼかしは程よい』レベルなんですよね。
ただ、例えば人の写真や絵などをカメラで撮ろうとした時、カメラが『被写体は人だ』と認識さえすればポートレート撮影は可能です。
あとは、もう好みの問題ですね。(そう言うと投げやりに聞こえそうですが、こればっかりは好み。)
《左:ポートレートモード撮影後、カメラロール内で被写界深度をゼロにした状態》
《右:ポートレートモード撮影後、カメラロール内で被写界深度を調整した状態》
どちらもXRで撮影しました。
撮影したあとでも、カメラロールに保存された写真の編集が可能なのは前から備わっている機能ですが、ポートレート撮影した写真もカメラロールでの編集が可能です(XS,XRどちらも可能)。
「被写体の背景のボケ具合」、これを、[被写体深度]と呼びます。
つまり、ポートレートで撮った写真でも、深度編集によってはスタンダード撮影の画質に戻すことも出来ちゃうんです(深度をゼロにするわけ)。
結論、ポートレートモードの撮影も【XR】で問題なしと判断。
自然と背景は程よくボケてくれるので、『ポートレートモードで人以外認識されないのかぁ、なんだアーティスティックな写真撮れないのか〜じゃあXRやめよ〜』とジャッジするのはもったいないです。
さっきと似たクエスチョンですが、「あなたはどれほど普段のカメラ撮影でポートレートを多用しますか?」と考えてみてください。
時折、いざって時にポートレートが撮れればいいなら【XR】で十分です。
ストレージ容量の選択肢と価格帯が絶妙
【XR】が選択肢に上がる一因となったのが、ストレージ容量のちょうどよさ。
例えばもし【XS】を買おうとしたら、[64GB]の次の選択肢が[256GB]。
と、飛ぶなあ!って感じです。その点【XR】は、間の[128GB]を用意してくれている。
結局、容量の都合というのは『価格帯の問題』にも直結していて、容量が大きければ自ずと端末代も高い。
[GB] | XS | XR | XS Max |
64 | 112,800円 | 84,800円 | 124,800円 |
128 | ー | 90,800円(購入) | |
256 | 129,800円 | 101,800円 | 141,800円 |
512 | 152,800円 | ー | 164,800円 |
正直、カメラだったりスペックだったりで、『iPhone XSでもいいな…でも買うとしたら価格的には64GBで抑えるしかないや…』なんて思ってました。
- ストレージ容量のうち、15GB〜20GBくらいはシステムに食われると考えないとダメ。それ以外のストレージで、どれくらい自分が消費するかを考えて冷静に決めるべき。
・・・iCloudを上手に使いながら端末内にデータを保持しないやり方でうまく回せるなら[64GB]でもいいけれど、めんどくさがり屋さんだったり何かと忙しくてデータ整理などができないなら、[64GB]では足りない。
結果、どう考えても[64GB]では心もとないので、[128GB]が選べた【XR】に軍配。
[ディスプレイは好みが分かれる]
iPhone XS/XS Max | OLED(有機EL)ディスプレイ |
---|---|
iPhone XR | LCD(液晶)ディスプレイ |
実機で確かめてみたのですが、確かにとっても綺麗な描画力で、手に収まるサイズだからこそその美しさに「うわぁ〜ここまで来たか〜」と驚きました。
簡単に言うと、色の粒/光の粒が細かいので、凝視しても画面がドット絵のように見えることなくとっても粒が滑らかな色彩で、なおかつメリハリが効いている印象。
こんな人にオススメ:ゲーム、動画、ライブを観る人に
OLEDディスプレイに比べれば若干色味のメリハリやパキッと感は薄れるかもしれませんが、個人的には目が疲れにくいのでLCD(液晶)ディスプレイも好ましいです。
これまで6S世代で耐えて来た人にとってはもちろん、過去のiPhoneと比べればどの世代よりも群を抜いて綺麗ですから、『XR=XSよりも画質が劣っている』と表現するのは違うでしょう。
カラーバリエーションが豊富
iPhoneのスペックを色々見比べるなかで、最終的には端末本体の色味も選ばなければいけない。
【XS/XS Max】はと言うと、スタンダードなカラバリエ[ゴールド・スペースグレイ・シルバー]の3種類から選ぶことになります。
いまいち納得する色がない!(いい意味でも悪い意味でも、これまでと変わらないバリエーションだなぁという感想を持ってしまいました。)
【結果】PRODUCT REDを選べた[XR]に軍配
[PRODUCT RED]とは、HIV(エイズ)患者や感染者に対する支援(及び感染者を防ぐ支援)を行うこと目的とした、Apple社製品。12年間にわたる(RED)とAppleの
パートナーシップへのみなさんの サポートのおかげで、
HIV/AIDSを治療する基金プログラムに対する支援を 続けてくることができました。
(RED)製品の売上の一部は、母親から新生児へのHIVの感染を防ぐためのカウンセリング、検査、 医薬品に使われます。みなさんに よる(RED)製品の購入によってAppleがこれまで(RED)に提供 できた資金は 2億ドル以上に のぼります。 参考)https://www.apple.com/jp/product-red/
今回の【iPhone XR】に限らず、これまでiPodやApple Watchなど多くの製品とコラボレーションしてきました。
日頃何か大きな運動に参加することがたとえできなくても、消費行動を通じて少しでも支援ができるのなら・・・
もちろん[PRODUCT RED]製品の意図に賛同したことも大きな理由の1つですが、シンプルに『色がめっちゃかっこいい』。
「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒット!QUEENのフレディ・マーキュリーに捧ぐ
今大ヒットしている映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主人公になっているのは、QUEENのフレディ・マーキュリー。
彼は、HIVに感染して病に倒れ、この世を去ってしまいました。
直接[PRODUCT RED]とは大きく関わりはないものの、2018年に彼を讃える映画が話題となり、またこうしてiPhone 新世代に[PRODUCT RED]が採用されたのはなんだか縁を感じたわけです。
というわけで、ワタシは【XR】・[PRODUCT RED]・[128GB]を買うことに至ったのです。
まとめ【iPhone 6S Plus→iPhone XR】で大満足
ディスプレイのサイズ感といい、手へのなじみやすさといい、【XR】への買い替えは大成功だと感じています。
結局大事なのは、製品情報にあるスペックを『いかに普段使いできるのか、自分には必要なのか』で冷静に見極めること。
iPhone本体の背面がガラスコーティングなのですが、[PRODUCT RED]の赤色がとっても綺麗。
モノトーンコーデをしても、iPhone XR[PRODUCT RED]のおかげで絶妙な差し色が入り、だいぶすっきりとコーデをまとめてくれてます。
ぜひ、参考にしてみてくださいませ!