写真は、とある広場の何気ない一枚。パリの建築とCHANELの広告が、なんかバランス良いような微妙なような、面白い・・・
世界中の選ばれしトップモデルたちが、ブランドコレクションを身にまとい 、凛と歩く姿がかっこいい「パリコレ」。
『ファッションの街としても有名なパリは、さぞ街ゆく人も着飾っていてスタイリッシュで、流行の最先端といった風貌で歩いてるのだろう…』
そんな思いでパリに訪れると、ちょっとそのイメージは崩れてしまうかも?
フランス人は、フィット感を大切に着こなす
派手できらびやかなイメージは崩れてしまうかも?なんて言いましたが、なにもかっこよくないだなんてことはなくて。
ただ、派手さよりもシンプルにファッションを楽しむ人が多いことに気がつくのです。
秘密は何かというと、「ジブンにフィットしたアイテムを選び、ジブンが愛せるアイテムを着ることでファッションを楽しむ」というスタンス。
フィット感・サイズ感をとても大事にすることが、パリのファッションの原則。
パリ流の本意とは
パリっこだとか、パリジャン・パリジェンヌだとか、なにかとファッション誌でもキーワードになる”パリ風の着こなし術”
”パリ風”って、赤と白とベージュを基調にしていたり、あとはボーダー抑えればオーケー!としているのも少なくないですが、実際はどうなのでしょう。
パリで生まれたファッションブランド「Comptoir des Cotonniers:コントワー・デ・コトニエ」のスタッフさんや、そのほか現地で訪れたショップスタッフさんに聞いてみました。
パリの人たちが愛しているスタイルとは、
決してカラーバリエーションを抑えるだとか、決まったスタイルしか着ないという意味で「シンプルさ」を基準にしてはない、とのこと。
大事にしているのは、「何度も試着して、ジブンの体型を美しく見せてくれるアイテムに出逢うこと」
パリでは、必ずといっていいほどみんなフィッティングルームを利用するそうで、数点試着しても気に入らなければお店を出ます。
「シンプル」というのは、ジブンにフィットする・ずっと愛せるアイテムを選びぬいたカタチなんですね。
一生ものを選ぶのがパリのおしゃれ
選びぬいたアイテムは、長年に渡ってずっとずっと大切にするそうです。
時間をかけて、たくさんのショップをのぞいて出逢えたアイテムですから、思い入れもきっと深いですよね。
ファストファッションがすっかり当たり前になった昨今。挑戦してみたいファッションアイテムが手軽にお安く見つかることは、やっぱり嬉しいですが、そのぶん扱い方もちょっぴり雑になったり。
使い捨ての気持ちで買ったお洋服も、1着や2着あるかもしれませんが…、「人生にひとつくらいは、一生手放したくないファッションアイテムと出逢ってみる」のもいいかも。
そうそう、ドラマ「花より男子」の台詞のなかですごく好きな台詞があって、【靴はあなたを好きなところへ連れていってくれる】というもの。
ファッションアイテムひとつで気持ちも変わりますよね。
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