旅行にはマストアイテムの【カメラ】。コンパクトデジカメから一眼レフまで、「いろんな種類がありすぎてもう何を選んでいいかわからない〜」って状態の人も多いはず。
最近は、iPhoneをはじめスマホのカメラ機能が進化していることもあって、わざわざカメラを持ち歩く人も減ってきているかも?
そんなワタシが自ら購入したのが[RICOH THETA V 360度カメラ]!
シータは360度カメラのパイオニアで、今の360度撮影ブームの火付け役。その中でもハイエンドモデルの「V」を購入。
実際にどんな写真が撮れるのか・どんな撮影方法が叶うのか、ご紹介します。
嵐の20周年コンサートツアーの演出でも登場した360度カメラ!
大勢で取ればワイワイわちゃわちゃ楽しい写真が残せちゃう。
【RICOH THETA】の魅力は、360度の静止画&動画撮影
こちらの写真は、パリのオランジュリー美術館です。
写っているのは、名画の1つ、モネの「睡蓮」。こちらの一室は、壁一面・四方に絵が飾られている「睡蓮のための部屋」。
普通のカメラで抑えようとすると、例えば壁の各一面をパチリと撮るか、パノラマ撮影になるのがこれまでの一般的な撮影方法。
対して【RICOH THETA】の場合はというと、「360度、1つの画角におさめることができる」のが魅力。
こちらは静止画ですが、丸いフォルムにこの部屋の様子が全て詰まっているのがわかりますね。
自分の手でTHETAを持っていることが分かりやすいように、あえてガッツリ手元がカメラに写り込むように持っています。
そもそもどんな理屈で360度撮影が可能になっているのかというと、実は構造はすごくシンプル。
「180度撮影できるレンズを背中合わせにして同時撮影することで、360度の領域を抑える」というもの。
こちらがシータ本体の全体のイメージです。縦長で手のひらサイズ。
【RICOH THETA】は、スマートフォンとの相性が抜群!買った後も進化をやめない、アップデート型カメラ
答えをいきなり言っちゃいましょう。
左手に持っているiPhoneの役目、それは、シャッターを押すためのリモコンです。
「集合写真を撮りたい」・「カメラを離してタイマー撮影したい」というシチュエーションもあるはず。
そんな時には、専用アプリを使ってリモコン機能で撮影するのがオススメ。
こちらもリモコン機能&タイマー機能を使って撮った、ロンドンはハイドパークの早朝での1枚。
RICOHは、公式にスマートフォン用のアプリを開発・リリースしており、ユーザーはこのアプリを併用することでカメラの機能を使いこなすことができます。
アプリがあれば、こんな風に画像・動画編集もちょちょいのちょい。
これはパリの街を歩いている時の本当に何気ないワンシーン。
スマホ専用アプリの良さは、アプリバージョンがアップデートされること。
これが何を意味するかというと、=シータは日々進化を遂げるってことなんです。
こんな感じ。
今までの時代で考えると、たいていのモノは買ったものがその後進化するって想像できなかったはず。
でも、近年このように「OSがアップデートする」とか、「プラグインを入れれば機能が強化&増幅する」という製品も増えてきました。
要は、1回買ったらそれっきりではなく、その後も機能面の強化が期待できるんです。
SNSへのアップロード、特にインスタに強いワケ
ワタシはこの【RICOH THETA】で撮った写真・動画の専用アカウント[360earthproject]を持っています。
ご覧いただけるとわかると思いますが、ここではシータで撮影した静止画・動画のみを素材にして発信しています。
インスタグラムって、デフォルトの画角がスクエア型、つまり正方形であることに気がつくと思います。
シータで撮った写真を専用アプリで加工する際、まるで地球のように見せる「リトルプラネット」という加工方法が人気なんですが、これが「正方形で見せることに向いている」。
そう、だからこそインスタとの相性が良いってワケ。
それに動画なら、カメラの向きをぐるりと回せば”自分の周りを撮る”ってことに関していえば別に特別なことじゃない。
前後左右だけでなく、天地を含めた360度を画角におさめられること、これがシータにしか味わえない魅力だといえます。
そして、シータで撮影したデータを専用アプリを使って転送し、リアルタイムでスマホのカメラロールに保存することも可能。
一般的なデジカメと違い、保存するための記録メディアを本体にセットするわけではないですが、Wi-FiやBluetoothを経由してすぐにスマホに移せるのはとっても便利。すぐにSNSにアップできちゃう。
スマホにバックアップが取れていることにもなるので、旅先でカメラ本体のデータ容量が気になった時は本体のデータを空けることもできます。
VRを楽しむことだってできちゃう
そもそもの話、なんで360度カメラで撮影することに魅力があるのか。
それは、360度で撮影をすることで、「カメラを中心として、そこにある空間・音声・空気感が1つの画角におさまる」、ここが最大のポイントです。
ツギハギで捉えた、一見全体を撮影したかのようなパノラマ写真や周囲の動画って、本当の意味では1つの画角におさまってはいないんですよね。
「音声」と書きましたが、そう、動画撮影で収録できる音声も360度を拾っているんです。
レンズを覗きながら顔の向きを変えれば、見ている映像の向きに合わせた音声が耳に入ってきます。
いつもの旅行が、格段に変わる
歩きながらパチリとボタンを押すだけで、周囲の様子を捉えてくれるのって実はすごいこと。
その場の空気感はもちろん、見返して見ると実際には気づけていなかったことにあとでじっくり注目することも。
360度で捉えるという性質上、どうしても画角の端がぎゅっとした写り込みになってしまったり、逆に上の写真のように末広がりのような切り出しになってしまうこともあります。でもこれがいわゆる、「味」ってやつ。
球体の形状だけではなく、こんな風に広域に撮ることも可能!
日常だって、こんなにアート感
こちらは東京駅の前で撮った1枚。特に凝ったことはしていませんが、こんな風に日常さえも楽しくアーティスティックに撮影することができちゃうのが魅力。
おもちゃ感覚で、いつもと違った写真を楽しんで見るのも楽しいですよ。
ノートPCの作業を快適に♪