海外旅行であなたを助けてくれる、安心の旅行保険サービスが付いたクレジットカードを持っていますか?
海外旅行においては、クレジットカードを持つメリットとして支払い以外に重要な【海外旅行傷害保険】があります。
そこで、無料で海外旅行保険に加入できるクレジットカードをピックアップ。
海外旅行の保険加入目的で新しくカードをつくる場合の参考にしてみてください。
▼知っておきたい、海外旅行保険加入の基礎知識
海外旅行障害保険とは、簡単に言えば「海外旅行先でトラブルにあったとき、金銭的にあなたをサポートしてくれるもの」。
事故・ケガ・病気など、思わぬトラブルに見舞われた時に適用される保険。
治療費の負担はもちろん、弁償の必要が発生したときになどにも海外旅行傷害保険がサポートしてくれます。
クレジットカードで海外旅行保険に加入する方法しかないわけではなく、空港での手続きでも加入することができます。
ただし、空港で手続きして海外旅行保険に加入する場合には有料となり、旅行費用が増えるんです。
適用対象であるクレジットカードを持っていれば、わざわざ『加入手続き』をする手間もないしとにかくラクチンなのです。
▼海外旅行保険に無料で加入できるクレジットカード
カードのブランドや契約内容によって、保険の適用条件やサポート内容(対象となるトラブル項目・金額面など)は異なります。
あなたに合ったカードを見つけてみてください。
本文下に比較一覧表を作成しているので、パッと見て比べたいときにお役立てください。
◆エポスカード
年会費永年無料でつくれる『エポスカード 』も、海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードとしておすすめの1枚。
- 年会費無料
- 自動付帯 (*解説します)
▼主な補償内容(抜粋)
- 傷害治療費用:200万円
- 疾病治療費用:270万円
- 傷害死亡・後遺障害:最高500万円
- 携行品損害[免責3,000円]:20万円
*『自動付帯』とは・・・
クレジットカードを持っているだけで、保険に自動加入される仕組みのことです。
エポスカードの場合、カード発行してエポスカード会員になっていれば、自動で保険加入の対象者となります。
対して、海外旅行傷害保険付きのクレジットカードを持っている場合でも、”所定の条件をクリアしないと保険加入とならない”ものを『利用付帯』と呼びます。
旅行中に携帯していた物を誤って破損してしまった時の補償で、例えば「カメラが壊れてしまった!」という場合に補償を受けられます。
[免責3,000円]というのは、例えばカメラを壊した際の損害額が10万円だった場合、『あなたには3,000円負担してもらうけれど、保険金額の範囲内で免責を差し引いた金額をお支払いしますよ』というもの。この例えなら、『100,000円-3,000円=97,000円』を補償してくれる計算です。これは大きいですよね。
日本にいても、毎日のお買い物やカード優待で使いやすさを実感できる1枚
オススメ度 | |
---|---|
持ちやすさ | 年会費永年無料 |
海外傷害保険適用条件 | 自動付帯 |
こんな方にピッタリ | ・「年会費無料+自動付帯」で持てる手軽さを重要視したい ・提携店舗の食事や買い物で、無料/割引のサービスを受けたい ・舞台やイベントの優待サービス、ポイントを他社ポイントに交換したい |
◆楽天カード
年会費永年無料&ポイントがたまりやすいことで人気の『楽天カード』に、海外旅行傷害保険が付帯されています。
エポスカードの『傷害死亡・後遺障害の補償額:最高500万円』と比較するとかなり魅力的なて厚さです。年会費無料でこれはすごい。
- 年会費無料
- 利用付帯 (*解説します)
▼主な補償内容(抜粋)
- 傷害治療費用:200万円
- 疾病治療費用:200万円
- 傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
- 携行品損害[免責3,000円]:20万円
* 保険が有効になるよう、カード決済条件を確認すること!
楽天カードで海外旅行傷害保険が適用となるには条件があり、『利用付帯』の仕組みになっています。
さきほど紹介したエポスカードのように”ただ発行しただけ”で補償が受けられる『自動付帯』と異なります。
とはいえ、楽天カードも事前申し込みは不要で、以下の条件をクリアすれば補償の対象者となります。
▼保険が有効になる条件
=下のいずれかを、楽天カードで決済していること
- 自宅から出発空港までの交通費(公共交通機関利用の運賃)
- 海外旅行代金
条件クリアとなるカード利用内容は、具体的にあげるとこんな感じ。
保険適用対象 |
【主な公共交通乗用具に該当する移動手段】 【海外旅行代金に該当するもの】 |
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保険適用対象外 |
※保険適用対象に相当する項目をカード決済していても、出国後に決済を行なった場合は保険適用の対象外 |
【日本円 3,000円+現地通貨0だけどクレジットカードだけ持ってベトナムに行った話】にも渡航の所持金事情を書きましたが、渡航当日の交通費を楽天カード払いにしたのには『利用付帯』を受けるためという理由があったから。
* 楽天カードの魅力、ポイントをためたら支払いに使えること
一見、何かしらのカード払いをしないと保険が適用されないなら楽天カードは魅力的じゃないのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
楽天カードが誇る魅力のひとつとして『ポイントの貯まりやすさ』があります。
基本、100円利用ごとに1ポイント貯まり、さらに楽天グループのサービス利用でポイントが2倍/3倍/4倍になる還元率の良さ(各サービス規定による)がうれしいです。
『1ポイント=1円』で利用できる楽天ポイントを楽天市場の買い物に使ったり、楽天ポイントを『カードの支払い』にあてることも可能です。これが地味に、いや確実に助かります。
個人的には、「海外旅行傷害保険のため+普段の生活でもお世話になりやすい」という理由で、楽天カード 、おすすめです。
オススメ度 | |
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持ちやすさ | 年会費永年無料 |
海外傷害保険適用条件 | 利用付帯 |
こんな方にピッタリ | ・楽天サービスの利用頻度が多く、ポイントをためながら利用したい ・傷害死亡・後遺障害の補償、最高2,000万円が魅力に感じる ・「2枚持ち」で保険の補償を幅広くしたい |
▼保険付帯のクレジットカードを複数持つメリット
今回紹介しているクレジットカードのうち1枚でも持っていれば対象の補償を受けられますが、カードを複数持つとさらに安心なんです。
[死亡・後遺傷害]以外の補償額は合算が可能となっているから、複数のカード会員であれば万一の時に受けられる補償額が多くなります。
※[死亡・後遺傷害]の補償額は、持っている(適応される)クレジットカードのうち、最も高額な補償が適応となります
例えば、ワタシは普段【エポスカード +楽天カード+JALカード】を持っているのですが、念のためこの3枚を海外旅行に持って行きます(エポスとJALは自動付帯・楽天は利用付帯なので、それぞれ適用する状況にしておくという意味)。
海外旅行傷害保険の補償額でいうと、[死亡・後遺傷害]の額が1億円と高額のため、万一のときにとても安心(※年会費を払うカード種類のなかで、「5,000万円〜1億円」の補償がスタンダード)。
◆手厚い補償が嬉しいJALカード、初年度なら年会費無料で持てる
クレジットカードをなるべく費用をかけずに持ちたい願いがある一方で、サポートにそれなりの厚みが無ければやっぱりウマみはありませんよね。
かれこれ会員になってから10年を越えていますが、広く人気を集めているのが『JALカード』。
顧客満足度評価3年連続1位という驚異のクレジットカードです。
▼JAL普通カード
JALカードのなかでかかる費用が1番安い【JAL普通カード】でも、
[傷害死亡・後遺障害]の補償を手厚く受けることができます。
- 入会後1年間は、年会費無料
▼主な補償内容抜粋
- 傷害死亡:1,000万円
- 後遺障害:30万〜1,000万円(保険金額の3%〜100%)
- 救援者費用:100万円
*JAL・JCBカード、JAL・Mastercard、JAL・Visaカード、JALカードSuica、JALカード TOKYU POINT ClubQ、
JALカード OPクレジットの場合
*JAL アメリカン・エキスプレス®カードの場合は、傷害死亡:最高3,000万円
=『カード自動付帯分:1,000万円/カード利用条件分:2,000万円』の合算
不要になれば初年度中に解約する手もアリですし、とはいえ、2年目以降の会員費も2,160円(JAL アメリカン・エキスプレス®カード:6,480円)。これなら許容範囲と言える方も多いのではないでしょうか。
オススメ度 | |
---|---|
持ちやすさ | 入会から1年間年会費無料/2年目以降は2,160円 *JAL・JCBカード、JAL・Mastercard、JAL・Visaカード、JALカードSuica、JALカード TOKYU POINT ClubQ、JALカード OPクレジットの場合 |
海外傷害保険適用条件 | 自動付帯 |
こんな方にピッタリ | ・国内外の飛行機利用で搭乗マイルをためたい ・空港ラウンジの利用、「先得割引」やJAL限定のツアーを利用したい ・*普通カードの付帯保険内容については、こちら |
▼無料加入できる&国内の普段使いで活躍してくれるカード
せっかくなら、日本にいるときもカードのサービスを実感したいですよね。
- 日常生活で助かるカードを持ちたい
- 海外旅行はそんなにたくさん行かないから、他のサポートでもメリットを感じたい
海外旅行傷害保険が付帯されるカードでありながらも、毎日をなにかとお得にしてくれるクレジットカードをご紹介します。
◆イオンSuicaカード
イオン系列のスーパー、Suicaのチャージ、駅ナカ「NewDays」などを普段からよく利用する場合には特におすすめの『イオンSuicaカード』。
- 年会費無料
- 自動付帯
▼主な補償内容(抜粋)
- 傷害治療費用:50万円
- 疾病治療費用:50万円
- 傷害死亡・後遺障害:500万円
先に紹介したブランドと比較すると補償額は少々見劣りしますが、イオンSuicaカードならではのサービスは個性的。
普段使いでハマるひとにはハマるタイプのカードなので、複数枚所持のメリット&保険自動付帯のメリットを受けるための1枚として選択肢に入れてみてください。
*ときめきポイントがたまる
「ときめきポイント」とは、イオンカードの利用でたまるポイントの名称です。
▼イオングループの対象店舗なら、いつでもポイント2倍
全国のイオン・イオンモール・ダイエー・マックスバリュなど、イオングループの対象店舗での利用であれば200円(税込)ごとに2ポイント獲得
*そのほか、主な対象店舗はこちら
*対象店舗以外の加盟店・VISA/JCB/Mastercardの加盟店では、200円(税込)ごとに1ポイント
*たまった「ときめきポイント」を、Suica(電子マネー)に交換
さすがはSuicaの名を持つイオンカード。「ときめきポイント」をSuica(電子マネー)に交換・チャージするには、この『イオンSuicaカード』会員のみ。
- ときめきポイント1,000ポイント → Suica1,000円分
- チャージ単位は、1,000ポイント単位
*詳しいポイント移行方法は、こちら
*国内旅行傷害保険も自動付帯
”改札を入って”のフレーズ、さすがはSuicaの名がつくカードです。
◆国内旅行傷害保険は、『利用付帯』
イオンSuicaカードできっぷや旅行商品を購入すれば、”改札を入ってから出るまで”が補償対象
▼主な補償内容(抜粋)
- 入院費用:3,000円/日
- 通院費用:2,000円/日
- 傷害死亡・後遺障害:1,000万円
オススメ度 | |
---|---|
持ちやすさ | 年会費永年無料 |
海外傷害保険適用条件 | 自動付帯 |
こんな方にピッタリ | ・国内外の旅行で幅広く補償を受けたい ・保険の補償額は少なめでも、通勤や家計をちゃんと支える旨味がほしい |
▼補償内容比較一覧
年会費 | 適用条件 | 主な補償内容 | 注目の特典 | |
エポスカード | 無料 | 自動付帯 | ・傷害治療:200万円 ・疾病治療:270万円 ・傷害死亡・後遺障害:最高500万円 ・携行品損害[免責3,000円]:20万円 | ・提携店舗での割引や無料サービス ・舞台、イベント優待 ・ポイントを商品券や他社ポイント、電子マネーに交換 |
楽天カード | 無料 | 利用付帯 | ・傷害治療:200万円 ・疾病治療:200万円 ・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円 ・携行品損害[免責3,000円]:20万円 | ・100円ごとに1ポイント ・楽天グループのサービス利用でポイントが2倍〜たまる ・楽天ポイントを支払いにあてられる |
JALカード (普通カード) | 1年目無料 | 自動付帯 | ・傷害死亡:1,000万円 ・後遺障害:30万〜1,000万円(保険金額の3%〜100%) ・救援者費用:100万円 ※傷害/疾病治療への補償はCLUB-Aカード以上 | ・毎日のお買い物でマイルがたまる ・入会搭乗ボーナス:1,000マイル ・毎年初回搭乗ボーナス:1,000マイル |
イオンSuicaカード | 無料 | 自動付帯 | ・傷害治療:50万円 ・疾病治療:50万円 ・傷害死亡・後遺障害:500万円 | ・イオングループの対象店舗でポイント2倍 ・ポイントをSuica(電子マネー)に交換&チャージ可能 |
保険に加入できるクレジットカードを、最低1枚〜2枚は持っておくと安心!賢く旅を楽しみましょう。
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